日本の文化に古くから根付く温泉。
たまの旅行で浸かるのが贅沢なひとときだと思っていませんか?
最近は温泉水が市販されていて、自宅で入浴に使うのはもちろん、飲用水としても人気なんです。
そこで今回は、温泉水のおすすめを12個、目的別にご紹介します。
また以下の質問についても、わかりやすく答えていくので、気になる方はこのまま読み進めてみてください。
- 温泉水は何を見て選ぶと良いの?
- 利用する時に気を付けることはある?
- どんな活用方法があるの?
- 使い方にポイントはある?
これを読めば、今日からでも温泉がすぐそばにある生活が始められます!
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もくじ
温泉水とは?
「温泉水は温泉の水です」と言うのは簡単です。
しかし、温泉の具体的な定義は、戦後間もない1948年に温泉法第2条によって定められています。
この法律で「温泉」とは、地中からゆう出する温水、鉱水及び水蒸気その他のガス(炭化水素を主成分とする天然ガスを除く。)で、別表に掲げる温度又は物質を有するものをいう。
2 この法律で「温泉源」とは、未だ採取されない温泉をいう。
「別表に掲げる」条件は、大きく整理すると以下の3点です。
- 温泉源から採取されるときの温度が25℃以上
- ガス性のものを除いた溶解物質が、温泉水中に1,000mg/kg以上含まれている
- 指定成分のいずれかが規定量以上含まれている(酸やイオン、硫黄など18種類)
すべてを満たす必要はなく、いずれかひとつを満たせば、めでたく温泉に定義されます。
温泉水には10種類の泉質がある
温泉水には、さまざまな種類があります。
色ひとつ取っても、透き通った温泉水や白濁した温泉水、赤みのある温泉水。
無数に温泉水の種類があるように感じますが、実はすべての温泉水の泉質は11種類に分類されます。
厳密に言えば、規定された10種類といずれの基準にも満たない「その他」です。
1.単純温泉
単純温泉の定義は、別表の条件「1」と「2」を満たすこと。
pH8.5以上の単純温泉は、「アルカリ性単純温泉」と呼ばれています。
アルカリイオン水の効果を大調査!ネット上で噂されるものは嘘?本当?肌への刺激が少ないのが特徴で、
と言われている温泉の多くは、このアルカリ性単純温泉です。
世間的には、
- 自律神経不安定症
- 不眠症
- うつ病
などに効果があるといわれています。
単純温泉の代表例は、岐阜県の下呂温泉や長野県の鹿教湯温泉です。
2.塩化物泉
塩化物泉の定義は、別表の条件「2」を満たし、陰イオンの主成分が塩化物イオンであること。
イオン結合する陽イオンによって、「ナトリウム-塩化物泉」や「マグネシウム-塩化物泉」などに分類されます。
塩化物泉は日本の温泉に多く、塩分が主成分なので口に含むと塩辛く感じるでしょう。
- きり傷
- 末梢循環障害
- 冷え性
- うつ状態
- 皮膚乾燥症
などを和らげる効果があります。
塩化物泉の代表例は、静岡県の熱海温泉や石川県の片山津温泉です。
3.炭酸水素塩泉
炭酸水素塩泉の定義は、別表の条件「2」を満たし、陰イオンの主成分が炭酸水素イオンであること。
イオン結合する陽イオンによって、「ナトリウム-炭酸水素塩泉」や「カルシウム-炭酸水素塩泉」などに分類可能です。
- きり傷
- 末梢循環障害
- 冷え性
- 皮膚乾燥症
などに効果があるといわれています。
また、飲用として塩化物泉を飲むと、胃十二指腸潰瘍や逆流性食道炎、糖尿病や痛風に効果的。
炭酸水素塩泉の代表例は、和歌山県の川湯温泉や長野県の小谷温泉です。
4.硫酸塩泉
硫酸塩泉の定義は、別表の条件「2」を満たし、陰イオンの主成分が硫酸イオンであること。
イオン結合する陽イオンによって、「マグネシウム-硫酸塩泉」や「カルシウム-硫酸塩泉」などに分類可能です。
- きり傷
- 末梢循環障害
- 冷え性
- 皮膚乾燥症
- うつ症状
などに効果があるといわれています。
また、飲用として硫酸塩泉を飲むと、胆道系機能障害や高コレステロール血症、便秘に効果的。
硫酸塩泉の代表例は、静岡県の天城湯ケ島温泉や群馬県の法師温泉です。
5.二酸化炭素泉
二酸化炭素泉の定義は、温泉水に二酸化炭素(遊雛炭酸)が1,000mg/kg以上の濃度で含まれていること。
入浴すると炭酸の泡が体に付着します。
飲むと炭酸水と同様ののど越しを味わえますが、二酸化炭素泉は日本には多くありません。
- きり傷
- 末梢循環障害
- 冷え性
- 自律神経不安定症
などに効果があるといわれています。
また、飲用として二酸化炭素泉を飲むと、胆胃腸機能低下に効果的。
二酸化炭素泉の代表例は、山形県の黄金温泉や大分県の長湯温泉です。
6.含鉄泉
含鉄泉の定義は、温泉水に総鉄イオン(鉄Ⅱまたは鉄Ⅲ)が20mg/kg以上の濃度で含まれていること。
イオン結合する陰イオンによって、「炭酸水素塩型」と「硫酸塩型」に分類されます。
含鉄泉の温泉水が空気に触れると、鉄の酸化で赤褐色になるのが特徴です。
飲用として含鉄泉を飲むと、鉄欠乏性貧血症に効果があるといわれています。
含鉄泉の代表例は、兵庫県の有馬温泉です。
7.酸性泉
酸性泉の定義は、温泉水に水素イオンが1mg/kg以上の濃度で含まれていること。
殺菌効果があり、口に含むと酸味を感じます。
ヨーロッパでは珍しい泉質ですが、日本では各地でみられる泉質です。
- アトピー性皮膚炎
- 尋常性乾癬
- 糖尿病
- 表皮化膿症
などに効果があるといわれています。
酸性泉の代表例は、秋田県の玉川温泉や岩手県の須川温泉です。
8.含ヨウ素泉
含ヨウ素泉の定義は、温泉水にヨウ化物イオンが10mg/kg以上の濃度で含まれていること。
非火山性の温泉水に多くみられ、時間の経過によって黄色くなります。
飲用として含ヨウ素泉を飲むと、高コレステロール血症に効果的。
含ヨウ素泉の代表例は、千葉県の青堀温泉や東京都の前野原温泉です。
9.硫黄泉
硫黄泉の定義は、温泉水に総硫黄が2mg/kg以上の濃度で含まれていること。
硫黄型と硫化水素型に分類され、腐卵臭に似たにおいが特徴です。
日本の泉質としては比較的多くみられます。
- アトピー性皮膚炎
- 尋常性乾癬
- 慢性湿疹
- 表皮化膿症
などに効果があるといわれています。
また、飲用として硫黄泉を飲むと、糖尿病や高コレステロール血症に効果的。
硫黄泉の代表例は、栃木県の日光湯元温泉や神奈川県の小涌谷温泉です。
10.放射能泉
放射能泉の定義は、温泉水にラドンが30×10-10キュリー以上(8.25マッへ以上)の濃度で含まれていること。
「放射能=体に悪い」と思われがちですが、量によっては人体にいい影響を与えることが科学実験でわかっています。
放射線泉に含まれる放射線量は、レントゲンよりもずっと少量です。
- 痛風
- 関節リウマチ
- 強直性脊椎炎
などに効果があるといわれています。
放射能泉の代表例は、鳥取県の三朝温泉や山梨県の増富温泉です。
温泉水の選び方
ここからは具体的な温泉水の選び方をご紹介します。
利用方法で選ぶ
まずは利用方法での選び方です。
温泉水は入浴以外の用途で使われることが増えています。
入浴
もちろん入浴も温泉水の利用方法のひとつ。
少しお値段は張りますが、温泉の素ではなく温泉水も自宅の浴槽で使えます。
ただし、自宅の「浴槽や配管」と「温泉水の成分」の組み合わせによっては使えない場合も。
金属の配管であれば、含鉄泉は避けたほうがいいでしょう。
入浴後は、必ず洗剤で入念にお風呂掃除をしてください。
飲料水
ここ最近注目を集めているのが、飲料水として温泉水を使用する方法です。
温泉水の成分を肌からだけではなく、内側から取り込めるとして、人気に火が付いています。
市販の温泉水の多くは、飲料水として適した状態としているため、硫黄の臭いや苦みなどはありません。
ただし、飲用水としてそもそも適さない泉質の温泉水は、飲料用に販売されていないので注意しましょう。
料理
飲用水として温泉水を使うのなら、料理用に温泉水を使うのも方法のひとつ。
注意すべきは、温泉水自体に塩分などの味がついていることです。
そのため、普通の水とまったく同じ感覚で料理に使うと、失敗するので注意しましょう。
美容
最後にご紹介するのが、美容目的での温泉水の利用です。
「温泉でお肌がすべすべになる」という効果があるように、美容効果も期待できるため、温泉水を化粧品代わりに利用する方が増えています。
また、市販のスキンケアにも温泉水が原材料になっているものまで登場しているのです。
注意すべきは、肌質によって温泉水の泉質が合わず、肌トラブルが起きる可能性があること。
いきなり顔に塗るのではなく、腕の内側などちょっと赤みなどが発生しても大丈夫なところでテストしましょう。
成分・効能で選ぶ
温泉水を自宅で使う人の多くは、健康志向や美容意識の高い人たちです。
成分や効能で温泉水を選ぶ人も少なくありません。
温泉水の成分表には、ミネラルやその含有量が記載されています。
主要なミネラルとその効能を紹介すると、次の通りです。
- ナトリウム:体の水分量を調整
- カルシウム:人の骨や歯を形成
- マグネシウム:人の骨や歯を形成
- カリウム:血圧のコントロール
- リン:人の骨や歯の形成、エネルギーの生成
温泉水を選ぶときの注意点
ここからは、温泉水を選ぶ注意点を3つご紹介しましょう。
1.体質によって合わない成分がある
まず一番大事なことですが、効果うんぬん以前に、温泉水が体質に合わないと体に異変が生じる恐れがあります。
入浴やスキンケアで使えば肌荒れなどが起こり、飲用・料理用で使えば、体調不良も引き起こし兼ねません。
しかも温泉水はさまざまな成分が入っているので、特定の成分が原因だと断定するのは困難です。
購入前に必ず含有成分を確認しよう
そのため、必ず温泉水を購入する前に含有成分を確認しましょう。
旅館の温泉に行くときに注意書きがあるように、体調不良のときは、どの用途であれ温泉水の使用は控えてください。
また温泉水に含まれる成分によっては、持病を悪化させてしまうケースすらあります。
たとえば、カリウムやナトリウムを多く含む温泉水の場合では、腎臓が弱っている方や高血圧の方は避けた方が良いです。
病気や疾病で通院中の方や妊娠している方で、不安がなかったとしても、医師の方に相談のうえで温泉水を使いましょう。
2.目的に合わせた温泉水を選ぶ
「温泉水」と一言でいっても、市販品には種類があります。
目的にあった温泉水を選びましょう。
入浴用温泉水を飲料・料理に使うのは絶対にNG
具体的には、入浴用の温泉水を飲用・料理用に使ってはいけません。
体内に入ると、人体に悪影響を及ぼす可能性がある成分までも、飲み込んでしまうためです。
もちろん、美容目的での利用も控えましょう。
逆に、飲用・料理用の温泉水を入浴用に使うのはOK。
人体に入っても大丈夫なように飲用・料理用温泉水は調整されているため、入浴に使う分には問題ありません。
ただし、入浴用温泉水に比べて効能が弱くなる可能性があります。
3.効能は絶対的ではない
最後に、どんなに効能を大きく謳っていても、絶対的に効果があるわけではありません。
体質や体調によって個人差があるうえ、症状にも個人差があります。
「腰痛が治った」といっても、半日立ちっぱなしで軽く腰が痛くなる人と、20分姿勢が変わらないとズキズキ腰が痛む人では、「腰痛」といえども全然違うんです!
期待しすぎないことが大切
そのため、温泉水の効能には過度に期待しないようにしましょう。
と思うくらいがベストです。
もし、体調不良やトラブルが起きてしまった場合は、すぐに温泉水の使用を中断し病院などへ行くようにしてください。
目的別おすすめの温泉水12選の比較概要
ここからは、おすすめの温泉水を以下の目的ごとにわけ、それぞれ3つずつ紹介していきます。
以下の項目をクリックすると、各おすすめ3選へとジャンプできますので、効率UPのためにもご活用くださいね!
では早速みていきましょう。
「入浴」におすすめの温泉水3選
まずは入浴におすすめの温泉水です。
今回ご紹介する4種類の温泉水の中では、もっとも成分や香りなどが強くあらわれます。
1:本場の温泉を自宅で『養命泉』
九州別府温泉の湯の花成分が含まれる『養命泉』は、自宅でカンタンに別府温泉が楽しめます。
『養命泉』に使用されている湯の花は、2~3ヶ月の時間をかけて作られるため、ミネラルが豊富に含まれているのです。
からだを芯から温めてくれるので、肩が凝りやすい方や、冷え性の方には特におすすめの温泉水といえるでしょう。
また、人工着色料や香料は使用していないため、肌に負担をかけずに温泉を楽しむことができます。
さらには、お風呂上がりの肌がしっとりとするという声が多いので、乾燥肌の方にも重宝するでしょう。
2:世界屈指のラドン泉を自宅で!『濃縮三朝温泉水』
まずご紹介するのは、放射能泉で知られる鳥取県・三朝温泉の『濃縮三朝温泉水 浴用』。
高濃度のラドンを含む世界指折りの放射能泉で、ラドンを浴びることで新陳代謝が活発になります。
それによって免疫力や自然治癒力が高まり、健康維持に役立ちます。
ミネラルを豊富に含んでいるので、飲用水としてもおすすめです。
肩こりや腰痛、冷え性や婦人病などにお悩みの方にピッタリの温泉水となります。
3:自宅でいつでも美人湯に『祥風苑 浴用 濃縮温泉』
大阪府・祥風苑の『祥風苑 浴用 濃縮温泉』は、家庭の湯船に500ml~1L入れるだけで、「アルカリ性ナトリウム-炭酸水素塩泉」にいつでも浸かれます。
高槻市の地下から自噴した温泉で、
- リュウマチ
- 神経痛
- 慢性消化器病
などに効くとの評判です。
アルカリ泉なので、「ぬるっ」とした肌触りが特徴で、いわゆる「美人湯」にも数えられる名湯です。
「飲料」におすすめの温泉水3選
次に、飲料におすすめの温泉水をご紹介します。
1:北海道白老の飲む温泉『白透水』
北海道・白老温泉の『白透水』は、地下1,345mからくみ上げられた天然水。
源泉の46.2℃を保ったままかけ流しにしているので、湯治場としても評判です。
泉質は「ナトリウム-塩化物炭酸水素塩泉」で、『白透水』はpH8.72の弱アルカリ性なので、体内で酸と中和することで体の酸化を防ぎます。
『白透水』は硬度28の軟水なので、飲み物はもちろん、料理に使っても大丈夫です。
2:強アルカリでイオンバランスを整える『観音温泉 飲む温泉』
静岡県・観音温泉の『観音温泉 飲む温泉』は、pH9.5の強アルカリ。
硬度0.7の超軟水で、とても飲みやすいのが特徴です。
体のイオンバランスをやさしくサポートし、超がつく程の軟水で口あたりまろやかな飲む温泉水です。
泉質は炭酸水素塩泉で、痛風や肌を健やかに保つのに効果があるとされています。
3:アルカリ水を求めるなら『美豊泉』
鹿児島県垂水市の温泉水『美豊泉』は、活火山である桜島や霊峰高隈山の周辺に位置する温泉水をボトリングした水です。
味は、まろやかな甘さを感じられるおいしい味わいになります。
そのため、飲料用の温泉水にピッタリです。
『美豊泉』は、硬度3.7mg/LでpH値は9.7のアルカリ性。
この値のpH値はからだに負担をかけないため、普段ストレスを溜めやすい方におすすめです。
また、分子の単位が非常に小さいため、体へ吸収されやすいのも特徴です。
「料理」におすすめの温泉水3選
続いて、料理におすすめの温泉水をご紹介します。
1:「これさえあれば」と指名買い続出!『温泉水 99』
鹿児島・垂水温泉の『温泉水 99』は、市販の温泉水で一、二を争う知名度を誇ります。
『温泉水 99』はミシュラン三つ星の日本料理店や二つ星フレンチなどでも利用実績があり、料理のプロのお墨付きです。
『温泉水 99』を使って調理すれば、粒子が細かいので出汁や茶葉を素早く抽出したり、お米や野菜が持つ本来の甘みを引き立てられたりします。
2:高い抽出力に定評あり『財宝』
『財宝』も、『温泉水 99』と同じ鹿児島県垂水市の源泉を使用しています。
『財宝』は抽出力の高さに定評があり、水道水を同じ条件で緑茶を淹れた実験では、お茶の色に大きな違いが見られました。
逆に成分を抽出しすぎて、「おいしくない」と言われることもあるので、抽出しすぎないようにタイミングを見計らってください。
3:天然ゲルマニウムが豊富な『温泉水寿鶴』
先ほど紹介した「美豊泉」と同じく、鹿児島県の垂水市の温泉水『温泉水寿鶴』は、天然ビフォアクロレラや天然のゲルマニウムが含まれている温泉水です。
天然ビフォアクロレラは何かというと、体のエネルギーの素になるグリコーゲンが、豊富に含まれているもの。
スピーディーにエネルギーとなるため、運動前にもおすすめです。
健康維持にイイと言われている、高麗ニンジンにも含まれるゲルマニウムは、一般的な温泉水の100倍以上も含有されています。
硬度は16の軟水、pH値は9.4のアルカリ性の温泉水。お米を炊く際に使用すると、ふっくらと炊き上がり、お米本来のうま味を引き出してくれますよ。
「美容」におすすめの温泉水3選
最後に、美容におすすめの温泉水をご紹介します。
1:生後3カ月から赤ちゃんにも使える『アベンヌウォーター』
南フランス・アベンヌ村の地層から湧き出た温泉水を、100%使用したスキンケアの『アベンヌ ウォーター』は、生後3ヵ月の赤ちゃんにも使えるお肌に優しい温泉水です。
ミネラルバランスは、「カルシウム:マグネシウム=2:1」の黄金比と呼ばれる比率。
『アベンヌ ウォーター』は源泉直結の工場でボトリングされ、防腐剤などはすべて無添加なのが、赤ちゃんでも使える温泉水の秘訣です。
2:メイク直しが面倒なら『下呂温泉みすと』
『下呂温泉みすと』は、その名の通り日本3大名泉である下呂温泉をミスト状にした化粧水。
pH値9.1のアルカリ性で、肌馴染みがいいため、普段使用している化粧水の前にシュッとかけてあげると、化粧水の吸収がよくなります。
細かい粒子のミストで、メイク後に吹きかければ、メイクを密着させてくれる働きがあるのです。
メイクが密着することにより、崩れにくくメイク直しをせずに過ごせます。
また、温泉水を使用ということもあり無添加なので、肌に優しく作られているところも特徴のひとつといえるでしょう。
3:日本最古の美肌温泉の温泉水で作られた『姫ラボ』
島根県・玉造温泉の温泉水で作られた『姫ラボ』は、温泉水を主成分とするスキンケアブランド。
玉造温泉は、奈良時代に編纂された『出雲国風土記』にも美肌の湯として登場したとされ、1,000年以上の歴史があります。
泉質は、「ナトリウム・カルシウム-硫酸塩泉・塩化物泉」で、弱アルカリ性。
硫酸塩泉には肌をやわらかくする効果が、塩化物泉には保湿・保温効果が期待できます。
温泉水を上手に活用するコツ
ここまでで、温泉水について触れてきましたが、ある程度候補は絞れたでしょうか。
ここでは実際に温泉水を使用する際に、そのメリットを最大限に引き出すためのポイントを、3つのシーンごとに紹介していきたいと思います。
どれもむずかしいことはないので、ぜひ試してみてくださいね!では、順に紹介していきます。
「入浴」に温泉水を活用する場合
まずは、入浴に温泉水を活用する場合です。
温泉水で入浴するとなると、ついつい長風呂をしたくもなりますが、からだへの負担を考えると「分割浴」にした方が良いかもしれません。
「分割湯」とは、
- 比較的短い時間(3分など)入浴をして
- その後湯船から出て小休憩
- そしてまた短い時間入浴
といった動作を複数回行うことをいいます。
この方法の場合、小休憩をはさむことで徐々に体を温めることができ、また不要に心拍数が上がることも減ります。
さらには、入浴後にポカポカとした感覚が長続きするので、湯冷めの心配も減るでしょう。
長風呂の良さもわからなくもないですが、からだを一番に考えるのなら、分割浴が最もおすすめとなります。
「飲料」に温泉水を活用する場合
温泉水には、ミネラルもバランスよく含まれていますから、飲むタイミングにも気を配りたいものです。
おすすめのタイミングとしては、たとえば以下のケースだと、より温泉水のメリットを引き出せます。
- 起床した後
- 運動した後
- お風呂あがり
上で挙げたタイミングは、そのどれもが汗をかいた後となっています。
つまり、汗で失われてしまったミネラルを、温泉水で補っているわけです。
こうすることで、からだの隅々まで、温泉水が巡るようになるでしょう。
「美容」に温泉水を活用する場合
最後に美容に温泉水を活用する場合ですが、これはココで紹介した商品などを利用する場合は、あまり意識しなくても良いかもしれません。
ただし、自身で温泉水の化粧水を作るのであれば、気を付けていただきたい点もあるのです。
まず、旅館などの温泉がある箇所から温泉水をもらってくる場合から、考えていきましょう。
この場合で気を付けるべきは、温泉水を入れる容器と持ち運び時の状況です。
もし容器に入れて温泉水を持って帰ってくる場合は、かならず煮沸消毒した容器を利用するようにしてください。
また持ち帰る際は、容器に日光にあたらないように、アルミホイルなどで容器をすべて包み込んでしまいましょう。
そうすることで、温泉水の雑菌繁殖を防ぐことができます。
次に、持って帰ってきた温泉水を活用して化粧水を作る場合ですが、絶対に作るのが面倒だからと多く作ってはいけません。
基本的に手作り化粧水は、雑菌繁殖がしやすいものですので、日持ちがしないのです。
化粧水は、作っても数日分程度としておきましょう。
温泉水の飲み方によっては危険!?飲用する際の注意点
温泉水は、体にとってうれしいことがある反面で、飲み方によっては危険になってしまうことも知っておかなくてはなりません。
ここでは、温泉水を安心して飲むための注意点を2点ほど紹介しておきます。
これから温泉水を生活に取り入れる上で、非常に大切なことですので、飲む前には必ず確認しておきましょう。
多量摂取しないこと
ひとつ目の注意点は、からだが温泉水に慣れていない状態で、多量摂取しないこと。
この状況で、硬度が高めの温泉水やアルカリ度の強い温泉水を飲んでしまえば、からだがビックリしてしまい体調不良を引き起こすことがあるのです。
いくら美容や健康にいいからとはいえ、初めからたくさん飲むことは避けるべきでしょう。
基本的には、一度に飲む量は100~200ml程度と言われています。
飲み始めは徐々に慣らすと言う意味で、100mlほどから始めていくといいかもしれません。
お茶は避けること
2つ目の注意点は、鉄泉の温泉水を飲んだあとは、お茶は避けること。
もしこの状況でお茶を口に含んでしまうと、歯の色が変色する恐れがあります。
お茶やコーヒーには、一般的にタンニンが含まれていますよね?
それが、鉄泉に含まれる鉄の成分と結びついてしまうことで、歯を変色させてしまうのです。
間違って飲んでしまって、「鏡を見てビックリ!」なんてことにならないように気をつけましょう。
温泉水を正しく活用して健康的な生活を手に入れよう
今回は、温泉水のおすすめを12個、目的別にご紹介しました。
贅沢だと思っていた温泉は、とても身近な存在になりつつあります。
とはいえ、体調や肌質次第ではトラブルの原因になるので、何かが起きたら使用をすぐにやめて病院へ行くようにしましょう。
またここで紹介してきた注意事項についも、しっかりと守るようにして下さい。
それらを守った上で、温泉水は活用し、より健康的な生活を目指していくようにしましょう!
もしあなたが実践してみて良ければ、周りの人にも勧めてみてくださいね!