最近日本でも注目を集めている紅茶。
近年はコーヒーブームが続きましたが、大手コーヒーチェーンが紅茶市場に参入するなど、紅茶の価値も再評価されつつあります。
紅茶はコーヒーに比べると味が苦手な人も少なく、万人受けしやすいのも注目を集める理由です。
紅茶は普段お湯で飲む人がほとんどですが、夏になると水出し紅茶を飲む方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、おすすめの水出し紅茶について、以下のような疑問をわかりやすく解消していきます。
- 水出し紅茶を選ぶときの注目ポイントはあるの?
- 種類があれば知りたいんだけど?
- 注意することはある?
- どんな水出し紅茶がいいの?
- おいしく飲む方法はある?
水出し紅茶初心者は、これを読めばグッと紅茶の奥深さがわかるはずです。
これを機に、上質な時間を味わう方法を取り入れてみてくださいね!
\\今の人気の水出し紅茶がわかる!//
≫ すぐに「おすすめの水出し紅茶」を見る
もくじ
水出し紅茶と温かい紅茶の具体的な違いは?
はじめに、なぜ温かい紅茶ではなく水出し紅茶に注目があつまるのか、これらのそれぞれの違いについて、ここでは紹介していきます。
具体的な違いは、主に3つ。
では早速、ひとつずつ確認していき、水出し紅茶の魅力を知っていきましょう。
味わいや香りの違い
ひとつ目の大きな違いは、双方の味わいや香りについてです。
まず、水出しの方法で茶葉の成分を抽出した場合、その味わいはマイルドな優しいものとなります。
またその香りは、長時間も残るため、長く風味を楽しむことができるのです。
一方で熱湯で抽出した場合では、キリッとした味わいにはなりますが、香りは数時間で落ちてしまうのが特徴です。
このように、温かい紅茶と水出し紅茶では、それぞれに良さがあるのです。
カフェイン量の違い
次に異なるのが、抽出されるカフェイン量です。
まず紅茶の茶葉は、水の温度によって、抽出されるカフェインの量が変わってくるもの。
それは熱湯であるほどカフェイン量は多くなり、冷水ほど少なくなります。
つまり、水出し紅茶については、老若男女問わず楽しめるメリットがあるわけです。
この点も、水出し紅茶が注目される大きなポイントといえますね!
渋みの違い
最後に紹介する違いは、味に大きく影響する渋みについてです。
紅茶にはカフェインはもちろんですが、渋みの素となる成分である「ポリフェノール」も含まれているもの。
これについてもカフェインと同様で、熱湯であるほど抽出量は多くなり、冷水ほど少なくなります。
水出し紅茶の方が味がマイルドになるのは、カフェインやポリフェノールの抽出量が少ないためということですね!
水出し紅茶の茶葉の種類も見てみよう
次にご紹介するのは、紅茶の茶葉の種類です。
茶葉には代表的なものとして、以下の7種類もの茶葉が存在しています。
- アッサム(Assam/インド)
- ウバ(Uva/スリランカ)
- キーマン(Keemun/中国)
- ダージリン(Darjeeling/インド)
- ニルギリ(Nilgiri/インド)
- ヌワラエリヤ(Nuwara Eliya/スリランカ)
- その他ブレンドティー
ではそれぞれについて解説していくので、ひとつずつ見ていきましょう。
※各茶葉の()内に記載している地名は、原産地です。
1:アッサム(Assam/インド)
アッサムは、インド北東部のアッサム平原を中心に採れる茶葉。
アッサム平原は雨量が多いことで世界的に知られ、茶葉の生産地としては世界最大規模を誇ります。
季節風の影響を受け、摘まれる時期によって茶葉の味わいが変わるのもアッサムの特徴。
春先のファーストフラッシュと呼ばれる茶葉は甘みが弱く、さわやかな味わいが人気。
初夏のセカンドフラッシュが一般的にいわれるアッサムの特徴を体現していて、ミルクティーに向くとされています。
2:ウバ(Uva/スリランカ)
ウバは世界三大紅茶のひとつに数えられている茶葉で、他の紅茶にはない独特の強く甘い香りが特徴。
スリランカ南東部の標高1,000~1,700mにある、昼夜の気温差が激しいウバ高原で栽培されています。
ストレートティーでウバが持つ独特の味や香りを堪能するのがいいとされていますが、濃く抽出してミルクティーで味わうのも人気です。
3:キーマン(Keemun/中国)
キーマンは中国南東部にある安徽省(あんきしょう)の高地原産の紅茶。
燻製のような独特のスモーキーな香りが特徴。
マイルドな味わいですがクセがあるので、好き嫌いがはっきりしやすいといえるでしょう。
ストレートでその味わいを思う存分堪能するのもいいですが、ミルクティーにするのもおすすめです。
4:ダージリン(Darjeeling/インド)
世界三大紅茶のひとつに数えられている茶葉で、「紅茶のシャンパン」とも称されるのがダージリン。
北インド・東ヒマラヤ山麓のダージリン地方は、標高約1,000~2,500mのところにあり、昼夜の寒暖差によって生じる霧が生じます。
この霧が、独特の風味が生まれる理由です。
収穫期は年3回あり、それぞれで味や香りは大きく異なります。
春先のファーストフラッシュは、収穫量が少ないので、希少価値が高め。
ストレートティーが合います。
5~6月のセカンドフラッシュは、3回の収穫期のダージリンで品質は一番。
味はマスカットに似ているといわれることもあり、爽やかさが特徴的です。
こちらもファーストフラッシュ同様ストレートティーがおすすめ。
雨期のあとの乾燥期に収穫するオータムナルは、渋みのある味わいが特徴の紅茶です。
ストレートティーの渋みが苦手な方は、ミルクティーで渋みを中和するのがいいでしょう。
5:ニルギリ(Nilgiri/インド)
南インドが産地で、現地の言葉で「青い山」の名を冠するニルギリ。
柑橘系のような爽やかな味わいが特徴で、すっきりした味わいは男女問わず人気です。
ストレートティーで飲むか、レモンを加えて爽やかさをさらに際立たせる飲み方がおすすめ。
6:ヌワラエリヤ(Nuwara Eliya/スリランカ)
スリランカのセイロン島中央部にある、高地のヌワラエリヤで採れるのが、その名のとおりヌワラエリヤ。
味わいも見た目も、緑茶に似ているといわれることが多い茶葉です。
そのため、日本人にとっては飲みやすい口当たりの紅茶のひとつといえます。
淡いオレンジ色の紅茶は、ストレートティーで味わうのがいいでしょう。
7:その他ブレンドティー
上記で紹介した以外にも、ブレンドティーやフレーバーティーなど、さまざまなものがあります。
フレーバーティーの代表例は、アールグレイ。
紅茶フレーバーのひとつとして非常に有名ですが、実は柑橘系の香りをつけたフレーバーティーの一種なんです。
アールグレイは、茶葉の銘柄ではないので注意しましょう。
紅茶の茶葉の種類比較表
ここまで紹介してきた茶葉の種類について、以下で特徴を比較表としてまとめておきます。
サッと確認したい方は、ぜひご活用ください。
茶葉の種類名 | 特徴 |
アッサム(Assam/インド) | ・摘まれる時期によって茶葉の味わいが変わる
・春先のファーストフラッシュ:さわやかな味わい ・初夏のセカンドフラッシュ:ミルクティ向き |
ウバ(Uva/スリランカ) | ・独特の味や香りがある
・濃く抽出すれば、ミルクティーとしても◎ |
キーマン(Keemun/中国) | ・燻製のような独特のスモーキーな香りがある
・好き嫌いがはっきりしやすい |
ダージリン(Darjeeling/インド) | ・世界三大紅茶のひとつ
・春先のファーストフラッシュ:ストレートティーに◎ ・5~6月のセカンドフラッシュ:ダージリンで品質は一番でストレートティーに◎ ・乾燥期に収穫するオータムナル:ミルクティーで渋みを中和するのが◎ |
ニルギリ(Nilgiri/インド) | ・柑橘系のような爽やかな味わい
・ストレートティーがおすすめ |
ヌワラエリヤ(Nuwara Eliya/スリランカ) | ・緑茶に似ているといわれる
・淡いオレンジ色の紅茶は、ストレートティーが◎ |
その他ブレンドティー | ・ブレンドティーやフレーバーティーなどがある
・代表例はアールグレイ |
水出し紅茶の選び方
まずは、水出し紅茶の選び方を紹介していきます。
ここでは紹介する選び方は、主に以下の4点です。
- 茶葉のタイプから選ぶ
- 飲み方で選ぶ
- 茶葉のグレードで選ぶ
それでは、これらについて順に解説していきます。
種類や方法を知って、用途に合わせて水出し紅茶を選んでいきましょう!
1:茶葉のタイプから選ぶ
最初にご紹介するのは、茶葉のタイプから選ぶ方法です。
自宅で飲むなら茶葉がおすすめ
自宅で飲むなら、茶葉がおすすめ。
ポットや鍋に大量に作れるので、一杯分ごとに計られているティーバッグでは、コストパフォーマンスが悪くなってしまいます。
しかし、茶葉で作ればコスパは抜群です。
茶葉の量で濃さも調節できるので、氷を入れてキンキンに冷やした水出し紅茶を飲みたい方は、茶葉を多めに入れるのがおすすめ。
外出先で飲むならティーバッグがおすすめ
学校や勤務先など、外出先に持っていくならティーバッグがおすすめ。
ティーバッグは1個当たりの水の量が決まっています。
そのため、それに合わせて水やティーバッグの量を調節するだけなので、準備時間ほぼゼロで作れるのがメリットです。
水気を絞ってゴミ箱に捨てるだけなので、外出先でも簡単に出がらしのティーバッグを捨てられます。
水出し用の水筒があればどこでも飲める!
さらにおすすめなのは、水出し用の水筒です。
緑茶用に売られているものがメジャーですが、もちろん紅茶にも応用できます。
容器が透明になっているものがほとんどなので、どれだけ茶葉を抽出できているか目視で確認できるのも嬉しいポイント。
2:飲み方で選ぶ
続いて、飲み方で選ぶ方法です。
この方法も知っておくことで、気分によっていろんな味わいが楽しめるようになります。
ぜひ、チャレンジしてみてくださいね!
ストレートで飲む
まずは、ストレートで飲む方法。
基本的には、なにも入れずに飲むことを指しますが、シュガーは入れても大丈夫です。
ストレートはなにも入れないので、茶葉そのものの味わいや香りを一番楽しめます。
どんな茶葉でも楽しめますが、しいて言えばレモンやミルクなどを入れると、違和感が生じる味や独特な香りのものなどは、なにも入れない状態がベストなものを選びましょう。
具体的な茶葉の種類では、「ヌワラエリヤ」がおすすめです。
レモンティーにして飲む
続いてご紹介するのは、レモンティーにして飲む方法。
レモンの搾り汁や市販のレモン汁を入れて楽しむ方法です。
酸味が強いレモンと合わせる紅茶なので、レモンの香りに負けないものがおすすめ。
ちなみに、紅茶に含まれる成分のタンニンは、レモンの成分と反応することでレモンの渋みを引き出してしまいます。
そのため、タンニンの含有量が多い茶葉は避けたほうがいいでしょう。
おすすめは「ニルギリやキャンディ」で、いずれもタンニンが少ないとされています。
逆にタンニンが多く、レモンティーにおすすめできないのは「アッサム」です。
ミルクティーにして飲む
次にご紹介するのは、ミルクティーにして飲む方法です。
紅茶にミルクをたっぷり入れるミルクティー。
ミルクと紅茶の濃厚な味わいでファンを多く抱えます。
濃厚な味を引き出すためには、ミルクに負けないくらい味の強い茶葉がおすすめです。
おすすめの茶葉は「ディンブラ」。
渋みが少なく、茶葉そのものがほんのり甘いので、ミルクと相性抜群です。
他にはウバもクセがないので、ミルクの濃厚な味を引き立てるミルクティーが飲みたい方にはぴったり。
ちなみに、ミルクティーはお湯や水出しで作った紅茶にミルクを混ぜたもので、ロイヤルミルクティーはミルクで茶葉を抽出したものを指します。
チャイにして飲む
最後にご紹介するのは、チャイで飲む方法。
チャイはミルクティーの一種で、紅茶にスパイスを入れて煮込みます。
スパイスは、カレーに入れるようなものではなく、シナモンやジンジャーなどです。
ミルクに負けないうえに、スパイスが引き立つようにクセが強くない茶葉がおすすめ。
ダージリンは、香りや味のバランスがよく、スパイスを入れても邪魔をしないのでチャイにはぴったりです。
3:茶葉のグレードで選ぶ
最後にご紹介するのは、茶葉のグレードで選ぶ方法です。
OP(Orange Pekoe/オレンジペコー)
OPは細長くよじれた茶葉で、一番メジャーなグレードです。
時間をかけて蒸らすことで、茶葉のよじれを戻します。
「オレンジ」の由来には諸説ありますが、オレンジの味や香りがするものではありません。
PEKOE(ペコー)
ペコーはOPより短い茶葉。
後述するBOPでは渋みやえぐみが出ても、ペコーならおいしく飲めます。
BOP(Broken Orange Pekoe/ブロークンオレンジペコー)
BOPもOPと同じくらいメジャーなグレードで、ペコーよりさらに短い茶葉のこと。
短時間で抽出できるので、ティーバッグでよく見られます。
ちなみに「Broken」とあっても、決して状態が悪いわけではないので、安心してください。
BOPF(Broken Orange PekoeFannings/ブロークンオレンジペコーファニングス)
水出し紅茶でおすすめなのが、BOPF。BOPよりさらに短い茶葉です。
短時間で濃く抽出できることから、高級紅茶に用いられていたりします。
ダスト(Dust)
粉末状の茶葉。早く濃く抽出できます。
多くのダストは他の等級の茶葉を作る過程でできた粉状の茶葉を集めたもの。
「ダスト」というといいイメージを持たないかもしれませんが、低級品ではありません。
むしろ高級茶葉のダストは高級品として取り扱われることもあります。
CTC
最後にご紹介するのが、CTCです。
「Crush」「Tear」「Curl」の頭文字で、「潰す」「引き裂く」「丸める」製法で作ります。
早く濃く抽出できるので、ミルクティーに向いている茶葉のグレードです。
水出し紅茶の注意点
ここからは、水出し紅茶の注意点をご紹介します。
体が弱い人や子供が飲むときは、水出し専用の茶葉を使う
ティーバッグや茶葉には、「水出し専用」のものと「水出し専用ではない」もの、つまり熱湯での抽出を前提にしたものの2種類があります。
体が弱い方や子供が水出し紅茶を飲む場合は、必ず水出し専用の茶葉を使用してください。
水出し用と普通の茶葉の違いは熱殺菌の有無
その理由は、両者の違いにあります。
両社の違いは、熱殺菌の有無です。
熱湯での抽出を前提とした茶葉は、抽出時にお湯で殺菌されるため、熱殺菌処理を施していません。
そのため、水出しで通常の茶葉を使うと熱処理殺菌されないまま体内に入ってしまいます。
体が弱い人や子供が熱殺菌処理をしていない紅茶を飲んだら、体調不良を引き起こす可能性もあるので注意しましょう。
香りが強い茶葉は容器ににおいが移る可能性がある
紅茶の中には、茶葉の香りが強いものも少なくありません。
外出時に何時間も密封したり、家で何日間も冷蔵庫に保管したりしていることで、においが容器に移ってしまう可能性があります。
におい移りしてもいい容器を使う
もしにおい移りが嫌な場合でも、残念ながらにおい移りを防ぐ方法はありません。
においが強い紅茶を飲む場合は、におい移りしてもいい容器を使いましょう。
おすすめの水出し紅茶10選
ここからは、おすすめの水出し紅茶10選をご紹介します。
どれも味わいや風味に特徴がありますので、自身の好みに合わせて選択していくといいでしょう。
また気分に合わせて飲み分けると、より水出し紅茶を堪能できます。
ぜひ色々試してみて、好みのものを見つけてみてくださいね!
1:水出しアイスティー アールグレイ(日東紅茶)
参考価格:1,800円前後(12袋×6)
日東紅茶の「水出しアイスティー アールグレイ」は、水出し用でおいしく抽出されるようにブレンドした茶葉で飲むアールグレイです。
水出し紅茶らしいクリアな味わいで飲みやすく、ストレートで飲みたくなります。
マイボトルでの持ち運びにぴったりな500ml用
「水出しアイスティー アールグレイ」のポイントは、500mlの水用に作られていること。
500mlサイズの水筒も多く市販されているので、外出用にぴったりです。
2:アッサムブレンド カフェインレス(クリッパー)
参考価格:900円前後(20袋入り)
世界的に知られるオーガニックティーのブランド・クリッパーが販売する「アッサムブレンド カフェインレス」。
このアッサムブレンドにも当然ながら有機アッサムを使用しています。
カフェイン残留率0.25%未満なので寝る前の一杯に
やや高額ですが、アッサムの風味を残すために、「天然水」と「二酸化炭素」だけでカフェインを除去。
カフェイン残留率は、驚異の0.25%未満です。
カフェインが苦手な方や妊婦さんはもちろん、夜のリラックスタイムにも活躍します。
3:セイロンティーガーデンズ ピュアブラック(BPL)
参考価格:960円前後(100袋入り)
1500m以上の高地で栽培、収穫された茶葉を自社工場でパッキングした「セイロンティーガーデンズ ピュアブラック」。
スリランカのBPL自社工場からの直送品なので、フレッシュな味を楽しめます。
癖がなくまろやかなので、日常使いにぴったり
高級ブランドというよりは、リーズナブルで手に取りやすい商品として人気を集めているBPL。
癖がなくてまろやかなので、毎日飲む紅茶にぴったりです。
4:ヌワラエリヤ OP(お茶の冠城園)
参考価格:377円前後(ー)
お茶の冠城園の「ヌワラエリヤ OP」は、手に取りやすい価格の最高品質として人気の紅茶。
抽出される紅茶の色はそんなに濃くないものの、すっきりしていてとても飲みやすいのが特徴です。
スリランカ茶園からの直輸入品
「ヌワラエリヤ OP」は、スリランカの茶園から直輸入で日本に届けられます。
1月、2月に収穫される紅茶で、味や香りのバランスが抜群。
毎日の紅茶におすすめです。
5:水出し紅茶ダージリン(ブルックス)
参考価格:1,134円前後(150g入り)
コーヒーなどでお馴染みのブルックスが販売する「水出し紅茶ダージリン」。
三角ティーバッグなので、持ち運び用にも大活躍します。
ティーバッグは大きめなので、家で作り置きするにも活躍するサイズです。
季節限定商品なので買いだめするヘビーユーザーも
実はこの「水出し紅茶ダージリン」、夏だけの季節限定商品です。
そのため、毎年買いだめする人もいるそう。
水出しでも濃く抽出できる作りになっているので、ミルクティーやチャイにもおすすめ。
6:ニルギリ(ロイヤルコペンハーゲン)
参考価格:972円前後(50g)
世界的陶磁器ブランド・ロイヤルコペンハーゲンの「ニルギリ」。
まろやかな香りですっきりとした飲み口が特徴の紅茶です。
ニルギリは、タンニンが出にくいので、レモンティーと相性抜群。
缶は茶葉を使い切ったあとも使える
同社が提供する、最高級のお皿に見合う紅茶の提供が理念とされているため、紅茶の品質はまさしく王室御用達。
パッケージの缶は、ロイヤルコペンハーゲンのシンボルマークをあしらった缶で、茶葉を使い切ったあとも小物入れとして使えます。
ニルギリ以外の茶葉も販売されているので、缶目当てにシリーズ買いしたくなる紅茶です。
7:コールドブリュー パイナップル&ハイビスカスティー(リプトン)
参考価格:1,140円前後(12袋×3)
最後にご紹介するのは、リプトンの「コールドブリュー パイナップル&ハイビスカスティー」。
世界125カ国以上で紅茶を販売しているリプトンが満を持して販売する水出し専用のフレーバーティーです。
完熟パイナップルの甘みとハイビスカスの爽やかさがおいしく、子供も喜ぶこと間違いありません。
短時間で作れるお手軽さが人気
「コールドブリュー パイナップル&ハイビスカスティー」の人気の理由は、短時間で作れるお手軽さにあります。
通常は水出し紅茶を作るのに数時間待たないといけないことがほとんどですが、これならたった2~3分で完成。
急な来客時にも出せるので、ストックしておきたい紅茶です。
8:ティーポンドウバハイランズ茶園
参考価格:1,080円前後(10個入り)
ティーポンドは、紅茶の専門店です。紅茶の他にもハーブティーやフルーツティーなども扱っています。
中でも水出し紅茶としておすすめしたいのは、ウバハイランズ茶園。
ウバは、ホットで飲むイメージがありますが、これに関してはメントールのような香りが特徴のため、水出しにもよく合います。
1年のうちわずかな時期しか収穫さすることができない
ウバの中でも、ティーポンドのウバは7月から9月の2カ月間しか収穫することができない貴重な茶葉です。
この時期に採れる茶葉は、質が良いことでも知られています。
9:祁門紅茶(天香茶行)
参考価格:1,200円前後(40g入り)
中国原産のキーマンは、あまり市場で流通していない高級茶葉のひとつです。
その魅力は、果物や花にたとえられる香り。
芳醇で独特な香りで世界中の紅茶ファンから高い人気を獲得しています。
中国安徽省祁門県で摘んだ本場の茶葉を使用
キーマンの本場・中国安徽省祁門県で作られた茶葉を産地直送した紅茶は、伝統製法にこだわった一品。
キーマンは高級紅茶として知られていますが、直輸入することでお買い得に飲めます。
スモーキーな味わいが特徴なので、ストレートがおすすめ。
10:ウバ BOP ピュアセイロン(ジャパン・ティー・トレーディング)
参考価格:3,040円前後(225g×3)
ジャパン・ティー・トレーディングの「ウバ BOP ピュアセイロン」は、厳選されたウバのBOPをパッキング。
茶葉をアルミパックすることで湿気から守り、さらに木箱に詰めているので、開封直後はスリランカと同じ新鮮な紅茶を味わえます。
コクがあってミルクティーにおすすめ
この「ウバ BOP ピュアセイロン」は、渋みとコクが特徴。
ストレートで飲むのはもちろん、ミルクティーもおすすめです。
おすすめ水出し紅茶の種類一覧表
紅茶の名前 | 茶葉の種類 |
水出しアイスティー アールグレイ | アールグレイ |
アッサムブレンド カフェインレス | アッサム |
セイロンティーガーデンズ ピュアブラック | セイロン |
ヌワラエリヤOP | ヌワラエリヤ |
水出し紅茶ダージリン | ダージリン |
ロイヤルコペンハーゲン | ニルギリ |
コールドブリュー パイナップル&ハイビスカスティー | フレーバーティー |
ティーポンドウバハイランズ茶園 |
ウバ |
祁門紅茶 | キーマン |
ウバ BOP ピュアセイロン | ウバ |
水にこだわれば水出し紅茶はよりおいしくなる
実は水の種類によって紅茶の味が変わります。
この点については、なんとくなく予測ができるのではないでしょうか。
紅茶は水の影響を受けやすく、おいしく飲むのであれば、しっかり水も選んであげる必要があるのです。
では紅茶をおいしく飲むための水とは、一体どのような水なのでしょうか。
ここでは、その点にフォーカスして紹介していきます。
水道水がいいとも言われているが・・・
巷では、ジャンピング効果が得られることから、酸素を多く含む水道水が紅茶には良いと言われています。
■ ジャンピングとは
ジャンピングとは、茶葉がお湯の中をまんべんなく周ることにより、茶葉の香りや成分を効率よく抽出されることをいいます。
この点については、なんの相違もありません。
ただし水出し紅茶の場合は、そもそもこうした現象が起こりえないので、あまり関係のないこととなります。
水道水での水出し紅茶はあまりおすすめできない
また水道水といえば、独特のカルキ臭を感じるだけでなく、不純物もそれなりに多く含んでいるものです。
もちろん水道水は本来、一生飲み続けても害がないほど、安心な水です。
ただし、それは浄水場までの話。
というのも、浄水場から各家庭の蛇口に到達するまでの給水管の中は、何十年もそのままになっていることもあり、あまりキレイな状態とはいえないことが理由として挙げられます。
そのため、そんな水道水に不安を感じる方も少なくないのです。
これらを踏まえると、水出し紅茶には水道水ではなく、ミネラルウォーターや浄水された水を使用するのがいいといえます。
ではその中でも、どういった水なら、紅茶の味わいや風味をより引き立たせることができるのでしょうか。
次では、その点を深堀りしていきます。
結局のところ紅茶に合う水は?
紅茶に合った水とは、私たちが普段飲んでおいしいと感じるおいしい水とは異なります。
紅茶本来の香りや特性を引き立たせてくれる水こそ、紅茶に合った水といえるでしょう。
硬水で紅茶を入れた場合、紅茶に含まれるタンニンがカルシウムと結合してしまい、紅茶本来の味わいや風味が落ちてしまいます。
一方、軟水で紅茶を入れると紅茶それぞれの特性がでるため、おいしく紅茶を淹れることができます。
日本紅茶教会でも、以下のように公表していることでもわかりますね。
紅茶には軟水がベターです。
幸い日本は軟水に恵まれていますから、汲みたてで空気を多く含んでいれば紅茶向きです。
※引用:日本紅茶協会(紅茶の淹れ方)より
おいしい水出し紅茶を淹れるなら軟水で淹れましょう。
おいしく飲むならウォーターサーバーもおすすめ
水出し紅茶は軟水が良いですが、ほどほどにミネラルが含まれている方が、まろやかな口当たりとなります。
その点を考えると、ミネラルウォーターが適しているとなるわけですが、毎回購入するのは少々面倒に感じるでしょう。
ウォーターサーバーであれば、各地の天然水を味わえるだけでなく、定期配送であれば購入のし忘れもありません。
なによりも、冷温水機能もあるため、温かい紅茶もすぐに楽しむことができる点でも魅力が大きいでしょう。
高品質な天然水で高品質な紅茶茶葉を使用する・・・とても贅沢な時間が堪能できそうですね!
ウォーターサーバーは、比較的安価で設置が可能です。安いものでは、月3,000円台でも利用ができます。
また、衛生面もしっかりと配慮されているため、赤ちゃんのミルクづくりでも安心でしょう。
気になる方は、以下の記事も参考にしてみると良いかもしれません。
きっとあなたにピッタリのウォーターサーバーが見つかるはずです。
非公開: ウォーターサーバーおすすめ17選!目的別に選べる比較ランキング水出し紅茶はこだわって香りと味で癒されよう!
今回は、おすすめの水出し紅茶についてご紹介しました。
ここまで、水出し紅茶に関する情報に触れてきて、その奥深さが伝わったのではないでしょうか。
単に紅茶といっても、その種類も豊富で、選ぶポイントもいくつかあります。
その分、気分よっても紅茶の種類を使い分けられるので、楽しみも広がるでしょう。
もちろん、そこでさらに水にもこだわれば、さらに上質な時間が楽しめます。
そうした方は、市販でミネラルウォーターを購入するか、ウォーターサーバーで高品質な天然水を届けてもらうのも良いでしょう。
自身に合った楽しみ方をどんどん開拓していってくださいね!