「健康や美容に効果あり」と聞くと、何かと試してみたくなりますよね。
アルカリイオン水も、そんな感じで何となく飲んでいる方が多いのではないでしょうか。
確かに、アルカリイオン水には身体にうれしい効果がたくさんあります。
しかし、メリットだけのパーフェクトな水というわけではありません。
怖い「副作用」が出る場合もあり、それを知らずに摂取してしまうと大変危険です。
健康にいいどころか、逆に健康を害する可能性もあります。
そこで今回は、アルカリイオン水の危険性にとことん迫ってみました。
飲まない方がいい人の特徴や飲む際の注意点など、知っておきたい情報をたくさんご紹介します。
よく知らずに何となく飲んでいる方、これから飲もうと考えている方、ぜひ最後までチェックしてみてください。
もくじ
そもそもアルカリイオン水ってどんな水?
危険性に注目する前に、まずはアルカリイオン水とはどんな水なのかを頭に入れておきましょう。
実はアルカリイオン水は通称で、正式名称は「アルカリ性電解水」。
水道水に電流をあてることで、水分子をプラス極とマイナス極に分け、そのうちのマイナス極に引き寄せられた水が、アルカリ性のアルカリイオン水です。
ちなみに、プラス極には酸性を帯びた分子が集まり、酸性水が生成されます。
この電気分解は整水器で行われるのが一般的で、さまざまなメーカーから家庭用整水器が販売されています。
「酸性」「アルカリ性」と聞くと、小学校の理科でやったリトマス紙の実験が思い出されますね。
まさにあの実験でアルカリイオン水を赤色リトマス紙につけたら、青色に変化して「アルカリ性」であることを証明できます。
アルカリイオン水のpH値はどのくらい?
一口にアルカリ性といっても程度がいろいろありますが、アルカリイオン水はpH(水素イオン濃度)9~10程度です。水が分類されるpHの目安は、以下をご覧ください。
酸性 | 中性 | アルカリ性 |
pH 0~6 | pH 7 | PH 8~14 |
こうして見ると、pH9~10のアルカリイオン水は、中性に近い「弱アルカリ性」であることがわかります。
ではなぜ、この弱アルカリ性の水が健康にいいと言われているのでしょうか?
それには、私たちの身体のおよそ60%が水分であることが関係しています。
健康な人の体液のpHは7.4程度と言われており、食生活の偏りやストレスなどの悪影響によって酸性に傾いてしまうのです。
酸性から中性に戻るためには、アルカリ性で中和させる必要があります。
ただしアルカリ濃度が強いと身体に大きな負担がかかってしまうため、アルカリイオン水のような「弱アルカリ性」のものを摂取することが注目されているのです。
では、アルカリイオン水を飲むとどのようなメリットが得られるのでしょうか?次で詳しくご紹介しましょう。
アルカリイオン水に期待できる5つのメリット
アルカリイオン水には、実にたくさんの効果があると言われています。
ここでは、特に注目したい5つのメリットをピックアップしました。
では順にみていきましょう!
1:胃酸過多の改善効果
げっぷや胸やけ、胃酸の逆流などつらい症状を引き起こす「胃酸過多」に、アルカリイオン水は大変有効です。
アルカリ性の水分子が、酸性に傾いてバランスを崩した胃の神経部分を中和させてくれます。
その結果、胃酸の量が正常に戻る効果が期待できるのです。
また、アルカリイオン水の胃腸症状改善に関する効果の信憑性は高く、厚生労働省も認めています。
ただし、あくまでもその効果を認めているのは、家庭用電解水生成器(アルカリイオン整水器)で生成されたアルカリイオン水であり、自家製やペットボトル製のものではありません。
厚生労働省告示第112号(平成17 (2005) 年)において、家庭用医療機器であるアルカリイオン整水器(家庭用電解水生成器)の使用目的は、「胃腸症状改善のための飲用アルカリ性電解水の生成」と定められています。「胃腸症状改善」とは、臨床試験で確認された試験成績に基づく効果です。
※出典:アルカリイオン整水器協議会より
2:からだの内側からスッキリさせる効果
慢性的におなかが不調の方にも、アルカリイオン水はおすすめです。
それは、単にアルカリイオン水を習慣的に飲むことで水分不足が解消されるという理由だけではありません。
腸内が酸性に傾いてくると、悪玉菌が発生して数をどんどん増やし、腸を健康に保ってくれる善玉菌が減っていってしまいます。
それが、便秘や下痢のもとです。
アルカリイオン水を摂取して腸内が中性へと戻すことができれば、悪さをしていた悪玉菌は消滅し、善玉菌が復活する可能性があります。
すると必然的に、おなかの不調も良い方向へとサポートしてくれるというわけです。
慢性下痢については論文も
アルカリイオン水では、慢性下痢についても、その改善が示唆されています。
■ 慢性下痢とは
慢性下痢とは、比較的長い期間にわたって下痢が続く症状のことをいいます。
この症状への見込みについては、4人の研究者(国立大蔵病院消化器科・滋賀医科大学第2内科)によって「慢性下痢に対するアルカリイオン水の有用性の臨床的検討」という論文が出されています。
そのため、数あるアルカリイオン水の効果の中でも、その信憑性は比較的高いものであるといえるでしょう。
またこの論文では、アルカリイオン水の水酸化カルシウムが、慢性下痢に対して良い方向に働いたとしています。
3:美容の面でも期待されている
アルカリイオン水は、美容の意識が高い海外セレブも注目しています。
具体的には、以下の肌トラブルを緩和させてくれるのではないかと、巷では囁かれています。
ただし、信頼のある機関からのデータはあまりないため、現状ではハッキリとしたことはわかっていません。
- シミやくすみ
- ニキビなどの肌荒れ
- 乾燥肌・敏感肌
- アトピーなどの皮膚炎
肌トラブルを引き起こす主な原因は「活性酸素」で、これが活発な状態だと肌は健康でいることができません。
しかし、アルカリ性の水分子が活性酸素に働きかけると、中和されて活性酸素の数が減少します。
その結果、美容面で環境を整えるサポートをし、さまざまなトラブル解消の効果が期待できるのです。
また、アルカリイオン水には、イオン化された吸収のよいミネラルがたくさん含まれています。
美容を保つ上でミネラルはとても有効なので、それも「期待できる」と言われる理由のひとつなのでしょう。
4:消臭効果
アルカリイオン水には消臭効果もあり、うがいに最適です。
と思う方がいるかもしれませんが、メリットを知ればきっと使いたくなるでしょう。
健康な人の唾液はpH6.8~7.0程度の中性ですが、食事をすると口内が酸性に傾いてしまいます。
酸性の環境では細菌がどんどん繁殖し、口臭が出やすくなったり虫歯リスクが高まったりと、いいことがありません。
実はこの細菌はアルカリ性に弱いので、アルカリイオン水でうがいをすると退治することができます。
もちろん歯磨きでも退治できますが、時間がなくてできない場合にとても便利です。
食べ終わってすぐの「アルカリイオン水うがい」を習慣にすれば、口臭や虫歯の予防が簡単にできますね。
5:掃除や料理に活躍
毎日の掃除や料理といった家事にも、アルカリイオン水は大活躍します。
まず掃除のときには、アルカリイオン水の持つ「汚れ分解作用」が効果を発揮します。
pH値の高い強アルカリイオン水がおすすめで、アルカリ濃度が高いほど洗浄力が高くなります。
有効なのは酸性の汚れのみ
ただしアルカリ性のため、落とせるのは油汚れや皮脂汚れなど「酸性の汚れ」のみ。
水あかなどアルカリ性の汚れには向かないため注意しましょう。
おすすめは、スプレーボトルに入れていつでも使えるようにしておくこと。
シュッと吹きかけて拭き取れば、
- コンロ周り
- テーブル
- フローリング
- ドアノブ
など、家庭の気になる箇所をキレイにお掃除できます。
また掃除用のアルカリイオン水は、自身でも簡単に作れます。
その方法については以下で紹介していますので、気になる方は挑戦してみてください。
ちょっとした工夫で料理もおいしく
そして、アルカリイオン水は料理のときにも便利です。
お米を炊くときに使えば粘りのある美味しいごはんが作れたり、煮物に使えば素材のうまみが良く出たりなど、メリットがたくさんあります。
pH10程度の強めのアルカリイオン水は、アク抜きにおすすめです。アルカリイオン水は抽出力が高いので、短時間でアクをたくさん抜くことができます。
いいことだけではなかった!アルカリイオン水の危険性
あらためてアルカリイオン水の魅力を確認すると、いいことばかりで今すぐ使いたくなると思います。
でも、ちょっと待ってください。いいことだけなら言うことなしですが、実は注意すべきデメリットもあるのです。
アルカリイオン水にはどんな危険性があるのか、早速チェックしていきましょう。
1:消化力が落ちる
先ほど「アルカリイオン水は胃酸過多に効く」とご紹介しました。
それは、アルカリイオン水を飲むと胃酸が中和されて、胃酸が出る量を軽減できるからです。
胃酸過多の人ならこの作用が「メリット」になりますが、健康な人にはどうでしょう。
正常に出ていた胃酸が弱まってしまい、胃酸の持つ消化力が落ちるといった「デメリット」となりうるのです。
消化力が低下すると、食べ物がうまく消化吸収されずに体調不良を引き起こしてしまうため、要注意です。
また、胃酸には殺菌能力があることをご存知でしょうか?
胃にウイルスや細菌などの病原体が入ってきたときに、強い酸でやっつけることができます。
胃酸が少なくなるとその効果も落ちてしまうので、アルカリイオン水を飲んでいると、普段に比べて病気にかかりやすくなってしまうのです。
特に生ものに要注意で、胃酸の働きが弱いために食中毒になる危険性があります。
2:水中毒になる
「水中毒・・・」あまり聞き慣れないワードが出てきましたが、シンプルに表現すると「体内の水分バランスが崩れてしまうこと」です。
アルカリイオン水が身体にいいことを知ると、ついつい、
と大量に摂取してしまう傾向があります。
しかし、あまりに飲み過ぎてしまうと危険です。
というのも、余分な水分は腎臓で尿となって排出されますが、腎臓の持つ利尿速度は最大で毎分16ml程度です。
これを超えてしまうと身体が水分過多の状態になり、「希釈性低ナトリウム血症」という病気を引き起こす恐れがあります。
「希釈性低ナトリウム血症」は、神経系の症状を伴う怖い病気です。
ひどい場合には、けいれんや昏睡が見られ、死に至る危険性もあります。
3:下痢を引き起こす
先ほど「慢性の便秘や下痢に効く」とご紹介したばかりなのに、下痢の副作用があるとはどういうこと?と腑に落ちないかもしれません。
もちろん胃腸症状を改善する効果はあるのですが、あまりに強い濃度のアルカリイオン水を飲んだ場合には逆効果です。
刺激が強すぎて、腸内のバランスが崩れて下痢になる可能性があります。
4:薬と勘違いしてしまう人もいる
アルカリイオン水は、ネット上で出回る情報から、健康になるだろうと過信して飲んでしまう方もいます。
念のためお伝えしておきますが、アルカリイオン水は薬ではありません。万能なものでもありません。
身体に対して、何かしらの異常や不安を感じているのであれば、必ず専門機関で受診するようにしてください。
誤った判断をしてしまうことで、適切な処置が遅れることもあります。
ですので、アルカリイオン水に対して過信はしすぎず、あくまでも健康のサポートという立ち位置で捉えておきましょう。
必見!アルカリイオン水を飲まない方がいい人
危険性に注目すると、「アルカリイオン水=危険」とイメージしてしまうかもしれませんが、そうではありません。
通常は適量を適したタイミングで飲めば問題ないのですが、なかには「アルカリイオン水を飲まない方がいい人」が存在します。
それは、以下の人たちです。
- 赤ちゃんや乳幼児
- 医薬品を飲んでいる人
- 肝臓・腎臓に疾患がある人
なぜ飲まない方がいいのか、それぞれの理由を詳しく解説していきます。
赤ちゃんや乳幼児
赤ちゃんや乳幼児の体液のpHは、7.4前後。
それに近い弱アルカリ性のアルカリイオン水であれば摂取しても問題なく、むしろ体内吸収がよいため健康維持におすすめです。
気をつけたいのが、pH9を超えるような強めのアルカリイオン水を飲ませること。
赤ちゃんや乳幼児は内臓が未発達なので、刺激が強すぎて下痢を引き起こしてしまう危険性があります。
赤ちゃんへのミルクなどに使う場合は、pH値に注意しましょう。
心配ならあえてアルカリイオン水を使わず、浄水を使うのが安心です。
薬を飲んでいる人
薬の服用時には浄水が適していて、アルカリイオン水は向いていません。
薬と一緒に飲んでしまうと、薬の効きめが弱まったり、逆に強まって副作用が出てしまう可能性があるからです。
とくに、
- 抗菌薬
- 強心薬
- ビタミンDなどの薬
などは、アルカリイオン水で飲まないようにしましょう。
腎臓に疾患がある人
腎臓に疾患がある人が、特に高濃度のアルカリイオン水を飲むことは避けた方がいいでしょう。
具体的には、腎不全やカリウム排泄障害のある人が要注意です。
腎臓に負担がかかってしまい、持病を悪化させてしまう危険性があります。
なかには血清カリウムの上昇が見られたというケースもあるのです。
もしも腎臓機能に不安がある場合は、アルカリイオン水を飲んでもOKかどうか医師に確認することをおすすめします。
アルカリイオン水の正しい飲み方・使い方
「飲まない方がいい人」に当てはまらなくても、飲み方や飲むタイミングを間違えると危険性が高まります。
アルカリイオン水を安全に飲むために、以下3つのポイントを押さえておきましょう。
1:食事の前後・食事中を避けて飲む
先ほど【アルカリイオン水の危険性】でご紹介した「消化力の低下」を防ぐために、食事の前後や食事中は飲まない方がベターです。
胃のなかがアルカリ性の状態で食事をすると、胃酸の働きが弱いために消化不良を起こしてしまいます。
目安として、
- 食べ物を口にする前の30分間
- 食事中
- 食べ終わってから2時間
はアルカリイオン水を控えましょう。
2:飲みすぎない
「水中毒」のところでお話した通り、飲みすぎは身体に大きな負担がかかります。
1日に飲む量をきちんと管理し、適量を飲むことがポイントです。
適量は「自分の体重×40ml」と覚えておきましょう。
たとえば体重60kgの人なら、
- 60kg × 40ml=2400ml
となり、1日に2.4リットルが適量ということになります。
特に暑い夏などは喉が渇きやすく、どうしても飲む量が多くなってしまいがちです。
なるべく適量を目安に多すぎず、そして少なすぎずを意識して、アルカリイオン水を飲むことを心がけましょう。
3:強アルカリイオン水は掃除に使う
pH10を超えるような強アルカリイオン水は、飲み水として使うにはアルカリ濃度が強すぎます。
かえって身体に毒なので、飲むことは避けて掃除などほかの用途で使うようにしましょう。
また、掃除用や洗濯用として市販されているもののなかには、液体を素手で触ると肌荒れする場合もあります。
濃度が強いアルカリイオン水を扱う場合は、念のためゴム手袋を使いましょう。
安心して飲めるアルカリイオン水を作るには?
アルカリイオン水の正しい飲み方を知っておけば、副作用の心配はいりません。
そればかりか、メリットを最大限に得ることができます。
では、安全に美味しく飲めるアルカリイオン水は、自宅でどのように作ったらいいのでしょうか。
おすすめは、整水器やウォーターサーバーを設置することです。
整水器の多くは自分でpHを調節できますし、ウォーターサーバーはあらかじめ飲用に適したpHに調整されています。
もちろん、ペットボトルを購入するのもいいでしょう。
ただ、1日に2リットル程度飲むことを考えると、買っても買ってもすぐに消費してしまってコストや手間がかかります。
手軽に、そして継続的にアルカリイオン水を取り入れるなら、整水器やウォーターサーバーの設置を検討してみてください。
手軽にいつでも!アルカリイオン水が飲めるウォーターサーバー3選
ウォーターサーバーなら、アルカリイオン水をより便利に利用することができます。
また、厳しい検査にクリアした天然水のみが自宅に配送されるため、安心してアルカリイオン水を楽しむことができるでしょう。
ここでは数あるウォーターサーバーの中から、アルカリイオン水が飲めるものを厳選して、3つほど紹介していきます。
ここで紹介するアルカリイオン水は、どれも弱アルカリ性となりますので、臆することなく気軽にはじめられるでしょう。
では早速、順に紹介していきます。
プレミアムウォーターの天然水「富士吉田」
プレミアムウォーターが提供している「富士吉田」の天然水も、pH8.3の弱アルカリ性となっています。
ちなみにこの天然水は、モンドセレクションと国際味覚審査機構において、7連続でダブル受賞を飾っているのです。
これは、なかなかの偉業ともいえるのではないしょうか。
こうしたダブル受賞を飾れるのも、元の天然水が良いことはもちろん、以下のような品質管理を徹底しているからこそといえます。
- 採水地から直送で鮮度がいい
- コストのかかる非加熱処理で天然ミネラルを壊さない
- 毎日放射性物質の検査が実施される
- 1日十数回も不純物検査が実施される
- サーバーの除菌システムも優秀
上記リストを見るだけでも、十分に天然水へのこだわりが見て取れますね!
品質や味わいを落とさず、アルカリイオン水を飲みたいのなら、プレミアムウォーターが最有力となるでしょう。
FRECIOUSの天然水「朝霧高原」
目を惹くサーバーデザインが多い「フレシャス」では、3か所の天然水から選ぶことができます。
この中でもアルカリイオン水として優秀なのが、pH8.5の「朝霧高原」の天然水です。
この天然水の魅力はそれだけではなく、バナジウムの含有量にもあります。
バナジウムは、健康成分としても注目を浴びるものではありますが、富士山付近で採れる希少ミネラルでもあります。
そんな希少なミネラルが、朝霧高原の天然水には1Lあたり180μgも含まれているのです。
このようにミネラルが豊富に含まれ、さらに弱アルカリ性というのであれば、試してみる価値は十分にあるでしょう。
島根のおいしい天然水
「島根のおいしい天然水」は、「美人の湯」としても名高い温泉が湧き出る、島根県金城町の地下300mから採水されています。
ここで採水される天然水も、豊富にミネラルを含んでおり、炭酸水素イオンの含有量もトップクラスといえるでしょう。
ちなみに炭酸水素イオンといえば、美容に気を遣う方からも注目を集める成分のひとつですよね!
また肝心のpH値については、「8.1~8.4」の弱アルカリ性となり、硬度は40~50mg/Lの軟水です。
このことから、健康だけでなく美容にも気を遣いたい方に、おすすめのウォーターサーバーといえそうです。
「整水器」ならアルカリ度も選べる
自宅でアルカリイオン水を楽しめるのは、なにもウォーターサーバーだけではありません。
「整水器」という「酸性水・浄水・アルカリイオン水」を生成できる機器を活用すれば、必要に応じてアルカリ度を作り分けることができます。
ちなみ整水器では、ウォーターサーバーのように水が宅配されることはありません。
自宅の水道水を浄水して、水質を変化するものとなります。
そのため、初期費用はかかるものの、長い目でみればコストが抑えられるのです。
ただし、天然水のように天然ミネラルがほとんど含まれていない点や、採水地により味わいを楽しめないという点については、マイナスとなります。
単純に、「アルカリ度を使い分けたい!」という方は、整水器が重宝するでしょう。
整水器ならパナソニックの「TK-AS46-W」がおすすめ
パナソニックのアルカリ整水器「TK-AS46-W」は、比較的お手頃価格で手に入れることができます。
だからといって性能が悪いかといえば、そんなことはありません。むしろ高性能となっています。
一般的に整水器といえば、数十万円程度かかるものですが、「TK-AS46-W」は40,000円代で購入することができるのです。
この値段を聞くと、「高い!」と感じるでしょう。
しかし、この整水器には浄水機能がついており、まず水道水の不純物を19物質も除去してくれます。
その後、設定したお好みpH値に水を変えてくれるのです。
具体的には、以下の5段階から水の性質を選ぶことができます。
- pH8.5:アルカリイオン水
- pH9.0:アルカリイオン水
- pH9.5:アルカリイオン水
- 中性:浄水
- pH6.0:弱酸性水
これだけ選べるのであれば、決して高くはない買い物といえそうです。
他の整水器についても確認したい方は、以下の記事も確認してみましょう。
安価なものから高価なものまで、幅広く紹介されています。
さて、ここまででウォーターサーバーと整水器について紹介してきましたが、もっと気軽に試してみたい方もいるのではないでしょうか。
次では、ボトルタイプのアルカリイオン水について紹介していきます。
気軽に試したいならボトルタイプ!おすすめのアルカリイオン水3選
という方も中にはいるでしょう。
そうした方は、ネットなどで購入できるペットボトルのアルカリイオン水もおすすめです。
ただ、少々割高となってしまいますので、あくまでもお試し感覚で挑戦してみると良いかもしれません。
では早速、ボトルタイプでおすすめのアルカリイオン水について、3つほど紹介していきます。
桜島活泉水
まず一つ目は、桜島の火山層の地下深くから採水した、pH値「8.8~9.5」の「桜島活泉水」です。
この天然水の原水は、なんと温泉水となっており、含まれるミネラル成分も豊富となっています。
さらに特徴的なのは、水粒子の細かさでしょう。
その大きさは、通常のミネラルウォーターの半分以下しかないほど細かく、カラダへどんどん染みわたっていく特性があるのです。
気になる値段については、お試し価格で「10本(2L)で3,667円(税込)」となっています。
気になる方は、まず公式HPを自身の目で確認してみてくださいね!
温泉水99
今回紹介している厳選の中で、最もアルカリ度数が高いのが「温泉99」となります。
この天然水は、pH9.9の高アルカリイオン水となっており、100%天然の温泉水を利用しているのが特徴です。
また温泉水と聞くと、味わいにクセがありそうなものですが、「温泉99」は硬度が1.7しかないためクセがありません。
むしろ、すっきりと飲みやすい口当たりとなっています。
こうした特性を持つ天然水は、料理などにも幅広く利用できるため、様々なシーンで活用できそうですね!
値段については、初回に限り「温泉水 11.5L BIB 2箱セットが3,758円(税込)」となります。
値段はお手頃ではありますが、アルカリ度数が高いので、飲み過ぎには注意してくださいね!
正しい飲み方で安全なアルカリイオン水生活を
アルカリイオン水の危険性は、意外と知られていないものです。
だからこそ、「そんな副作用もあるの?」と驚かれた方が多いかもしれません。
でも裏を返せば、危険性を知った上で飲み方さえ気をつければいいのです。
アルカリイオン水は、健康や美容をサポートしてくれる心強い存在として、大いに活躍してくれます。
アルカリイオン水を何となく飲んでいた方、そしてこれから利用しようと考えている方は、ぜひここでご紹介した正しい知識を持って上手に活用していってください。
また継続していくのであれは、手軽に飲むことができるウォーターサーバーや整水器も検討してみましょう。
続けやすい環境を作ることで、より健康や美容への道が開かれます。