【2020年12月】最新のウォーターサーバーおすすめランキング ≫

純水の作り方とは?おすすめ装置やトクする活用法について

純水の作り方とは?おすすめ装置やトクする活用法について

水にはデトックス効果がある、という話を聞いたことがありませんか?

デトックスというのは、身体に溜まった毒素や老廃物を排出することです。

水を飲むと体内が水分で潤い、汗や尿と一緒に毒素や老廃物が排出されるため、「デトックス効果がある」と一般的に言われているのです。

どんな水にもこの排出するというメリットは期待できますが、なかでも期待されるのは「純水」です。

あまり馴染みのない名前かもしれませんが、実は家庭で作って気軽に飲むことができます。

では、どうやったら純水を作ることができるのでしょうか?

そして、作った純水の使い道は?

今回は、気になる純水の作り方をメインに、純水の特徴や作用、家庭で作る際におすすめの製造装置など詳しく解説していきます。

いますぐ作って利用したくなるような、便利な使い方も必見です。

「純水の作り方とは?おすすめ装置やトクする活用法について」のイラスト

そもそも純水とは?

そもそも純水とは?

「純水」と聞いても、ピンとこない方が多いかもしれません。

そこで、まずは純水どはどのような水なのか、基礎知識を深めることから始めましょう。

純水と水道水の違い

純水とは、不純物がほとんどなく純度の高い水のことです。

私たちが日常的に使っている水道水には、不純物が数多く含まれています。

国の定めた51項目の安全基準に基づいて、ある程度の不純物は除去された上で各家庭に届けられていますが、除去しきれない不純物はどうしても残ってしまっているのです。

そういった除去しきれない不純物を、科学的、あるいは物理的な処理によってほとんど取り除いたものが純水です。

純水の純度に定義はありませんが、一般的には電気伝導率が0.05~1mS/m(ミリジーメンスパーメートル)の水のことをいいます。

ちなみに、水道水の電気伝導率は10~20mS/mです。

伝導性は、不純物が多ければ多いほど高くなるため、数字が小さいほど不純物が少ないことを表しています。

不純物というと、私たちの身体に害のある有害物質を思い浮かべる方が多いでしょう。

もちろん有害物質は純水に含まれていないため、水道水よりもはるかに安全性が高いといえます。

ただし、水道水に含まれているミネラルも、純水にはほとんど含まれていません。その点も水道水と純水の大きな違いです。

純水の持つ作用

純水の作用は、ものを溶かす作用がとても強いことです。

意外と知られていませんが、水には本来ものを溶かす力があります。

そのために、水道水として家庭に運ばれてくるさまざまな経路の途中で、多くの不純物を含んでしまっているのです。

純水は純度が高いため、その作用がほかの水よりも強いという特徴があります。

この特徴を活かして、成分の抽出や汚れの除去などさまざまなシーンで活用されています。

以下に、産業や工業などで利用される主な例をピックアップしました。

目的
ボイラーや加湿器の水に利用 不純物の付着や機能低下の防止
電子部品の洗浄水に利用 水あか防止
濃縮還元飲料の割り水に利用 成分の抽出
目薬の水に利用 安全性の確保

水が蒸発すると、含まれていた不純物が水あかとしてあらわれ、それが部品に詰まることでさまざまな機械トラブルに繋がります。

不純物がほとんど含まれていない純水を使うことで、そのトラブルを未然に防止することが可能です。

また、ものを溶かす力が高いことから、飲料の割り水としても多く利用されています。

成分をよく抽出してくれるので、美味しさを最大限に引き出すことができます。

不純物や有害物質が含まれていない安全な水なので、目薬にも用いられています。

純水と超純水

純水よりも、さらに純度が高い水が「超純水」です。

理論上のその純度は100%で、超高純度な水であることからそう呼ばれています。

純水は不純物がほとんどない水で、超純水は不純物が限りなくゼロに近い水。そう聞いても、どのくらい違いがあるのかイマイチよくわかりませんよね。

そこで、不純物の量を角砂糖にたとえて、その違いをご説明しましょう。

  • 純水50mプールのなかに角砂糖が1つ溶けている状態
  • 超純水東京ドーム1つ分の水に角砂糖が1つ溶けている状態

こうして見ると、純水と超純水とでは、その純度がはるかに違うことがわかります。

純水といえども残留不純物はあり、不純物のない水を使いたいとなると超純水が適しているのです。

不純物が限りなくゼロに近いため、ものを溶かす力は純水よりもはるかに高いです。

その特徴を活かし、私たちの身近なところで広く利用されています。

たとえば、液晶テレビやプラズマテレビに使われている、半導体ウェハーや液晶パネル。

ナノレベルのゴミも許されないデリケートな素材のため、その洗浄には超純水が用いられます。

ほかにも医薬品産業の注射用水として、発電所に欠かせない発電用タービンの蒸気発生器用水としてなど、繊細さや安全性が要求される幅広いシーンで活用されています。

純水の作り方

純水の作り方

ほぼ不純物がない、あるいは少ない状態の純水。この純度の高い水は、いったいどうやって作られているのでしょうか?

ここでは、主流とされている2種類の作り方をご紹介します。

RO膜(逆浸透膜)で作る方法

RO膜(逆浸透膜)はろ過膜の一種で、水以外の物質をほとんど通さないという性質を持っています。

水に圧力をかけることでこの膜を透過させ、不純物を限りなく除去することが可能です。

このRO膜 を使ってろ過する方法のメリットは、水質の安定した純水を作れる(一般的にRO水と呼ばれます)ことです。

ただしRO膜は使うたびに劣化していくため、定期的なメンテナンスが必要となります。

イオン交換樹脂で作る方法

イオン交換樹脂とは一般的に、カチオン交換樹脂とアニオン交換樹脂を組み合わせたものです。

これに水を通すことで、水に含まれる陽イオンと陰イオンを取り除き、限りなく不純物のない純水を作ることができます。

イオン交換樹脂でろ過するメリットは、RO膜に比べるとより純度の高い純水を作れることです。

生産能力が高いため、短時間でたくさんの純水を作ることができます。

デメリットは、ろ過したあとの水質が変化しやすいこと。水質の安定性に関しては、RO膜に軍配が上がります。

これら2つの方法にはメリット・デメリットがあるため、どちらが優れているとは一概にいえません。

それぞれの特徴をよく把握し、使う製造装置を選ぶことが大切です。

本格派や洗浄向け!家庭用の純水製造装置3選

本格派や洗浄向け!家庭用の純水製造装置3選

純水を作るしくみについてご紹介しましたが、産業や工業の場だけで作られているわけではありません。

純水の持つ作用が身近なシーンでも活用できると注目を集め、家庭でも作れる装置が増えてきています。

そこでここでは、本格派の方や洗浄目的で純水を利用したい方のために、家庭用の純水製造装置を紹介していきます。

我が家に一台と考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。

MZシリーズ

日本ウォーターシステムMZシリーズ

MZシリーズは、日本ウォーターシステムが開発した、RO膜で精製する純水製造装置です。

超低圧モジュールを採用することで一般的なRO膜のデメリットである「生産性の低さ」を解消し、短時間でたくさんの純水を作れるしくみになっています。

水をRO膜に通す前には前処理が行われますが、その前処理からRO膜までの滞留部がほとんどありません。

それにより、エンドトキシンなどの毒素や細菌の発生を極力防げる構造であることにも注目です。

医療現場などで使われることが多いですが、家庭で本格的に純水を作りたい方におすすめできます。

ただし本体が大きく場所を取ること、価格が高額であることがネックになるかもしれません。

クラスピュア

三菱ケミカルアクア・ソリューションズクラスピュア

三菱ケミカルアクア・ソリューションズの製品である「クラスピュア」は、イオン交換樹脂を用いて精製するタイプです。

本体はステンレス製の円筒で、メンテナンスはカートリッジを定期的に交換するのみ。お手軽な使い勝手が魅力の純水製造装置です。

イオン交換樹脂には、三菱化学製のダイヤイオンをもとに、より精製されたものが使われています。

純水はもちろん超純水も作ることができるため、高純度の純水を気軽に作りたい方におすすめです。

また公式HPを実際に見てみると、用途例として以下のように記載しています。

詳しく知りたい方は、公式HPをのぞいてみましょう。

・各種研究所,学校関連実験室等
・薬剤調合,各種分析用水等
・電子部品洗浄,食品等のプロセス用水
・加湿器,スチームアイロン用水

※引用元:三菱ケミカルアクアソリューションズ(クラスピュア)より

AT-PW

オーセンテックAT-PW

AT-PWは、オーセンテックの家庭用逆浸透膜純水器です。

キッチンのシンク下に本体を収納できるコンパクトなタイプで、専用の蛇口をシンクに設置して利用することができます。

水道水との切り替え可能で、必要時のみ純水を作れる点が魅力です。

ただし複数のフィルターが用いられているため、それぞれを定期的に交換する必要があります。

 

一口に純水製造装置といっても、作れる純水の純度や量、本体の大きさ、メンテナンス方法はさまざまです。

本体価格は数万円~数十万円と高額なので、事前にしっかりリサーチの上最適なタイプを選びましょう。

飲料水として!RO水が飲める水道直結型ウォーターサーバー3選

飲料水として!RO水が飲める水道直結型ウォーターサーバー3選

飲料水として、手軽に飲みたいのであれば、水道直結型ウォーターサーバーの利用が得策となります。

ウォーターサーバーの場合では、冷水だけでなく温水も利用でき、飲むことをメインに利用されるため、本格派で紹介したものよりもハードルがグッとさがるでしょう。

また従来のウォーターサーバーとは異なり、水道直結型ウォーターサーバーで利用される水は、水道水を自動で引っ張ってきた水となります。

そのため、水を別途で購入する必要もなく、利用料も定額なのです。

ここでは、そんな水道直結型ウォーターサーバーの中でも、おすすめの3社を紹介しておきます。

楽水ウォーターサーバー

おすすめウォーターサーバー樂水

毎月の利用料 2,980円~
水の機能 冷水・温水・常温水(サーバータイプによる)
メンテナンス セルフ
設置費 5,000円~

楽水ウォーターサーバーでは、3年を経過する前に解約してしまうと解約手数料が発生してしまいますが、月あたりの利用料では格安となっています。

この利用料については、変更されることもあるため、必ず公式HPで確認するようにしてください。

また楽水ウォーターサーバーで嬉しい点が、修理やメンテナンス料金について、すべて楽水側で負担してくれる点でしょう。

料金プランもいくつかあるようですので、自身に合うプランを見つけてみてもいいかもしれません。

CoolQoo(クールクー)

おすすめウォーターサーバーcoolqoo

毎月の利用料 4,200円~
水の機能 冷水・温水
メンテナンス 訪問
設置費 利用料1ヶ月分

CoolQooでも、メンテナンス料金や交換が無料となっています。

フィルターについても高機能で、放射性物質についても除去するROろ過フィルターを採用しています。

また設置については、その工事も迅速で30分程度で完了するため、長時間にわたって時間を拘束される心配もありません。

またこれは、水道直結型ウォーターサーバー全般にいえることですが、工事といってもそう大規模なことはしないため、建物を傷つけることもありません

つまり、賃貸物件でも大半は問題ないことを意味します。

不安に感じる方は、一度直接問い合わせてみるようにしましょう。中には配管の問題で工事ができないこともあります。

純水のおすすめな使い道は?

純水のおすすめな使い道は?

純水は産業や工業のさまざまな場面で活用されていますが、私たちの身近なシーンでも大活躍します。

ここでは、家庭で作った純水のおすすめな使い方をご紹介しましょう。

赤ちゃんのミルクに

純水は、赤ちゃんのミルク作りにぴったりです。

というのも、赤ちゃんの身体はデリケートなので、不純物が多く含まれる水道水を飲ませることは適していません。

また、内臓が未発達のため、ミネラルウォーターのようにミネラルを多く含む水(特に硬水)は、内臓に大きな負担を与えてしまいます。

そういった水を飲むと、赤ちゃんは体調不良を引き起こす恐れがあり、赤ちゃんのミルク作りには避けた方がいいと言われているのです。

また、粉ミルクはミネラルバランスを考慮して作られているため、ミネラルウォーターで割ってしまうと、そのバランスが崩れてしまう可能性があります。

一方で純水には、不純物やミネラルがほとんど含まれていません。

つまり赤ちゃんに負担のかかる要素や、粉ミルクの成分を邪魔する要素が一切ないため、安心して飲ませることができます。

氷に

氷屋さんの氷を見たことがある方は、「なんでこんなに透明なの?」と驚かれたことでしょう。

それもそのはず、その氷は純水でできています。つまり、純水を凍らせれば、家庭でも簡単に透明な氷を楽しむことができるのです。

純水の氷を作るメリットは、単に見た目がキレイなだけではありません。

実は純度の高い氷は溶けにくいので、長持ちすることもうれしいポイントです。

たとえば一般的な氷をジュースやお酒に入れたとき、すぐに味が薄まってしまって飲み物本来の味を楽しめないケースが多いでしょう。

しかし、純水の氷を使えばそんな不満とは無縁です。

飲み物の味をキープしたまま、しっかり冷やすことができます。

グラスの洗浄に

純水は不純物をほとんど含んでいないため、水あかを発生させません

このメリットを活かし、グラスの洗浄に利用してみてはいかがでしょうか。

特におすすめなのが、ワイングラスの洗浄に使うことです。

ワイングラスの美しさは、ワインの味や香りを左右します。

水あかだらけのワイングラスではワイン本来の味を損ねてしまうため、水あかのないピカピカのグラスを準備したいところです。

水道水では白く残る

しかし、水道水と洗剤で洗って自然乾燥すると、どうしても水あかが残ってしまいます。

それは、水道水に含まれる不純物が乾燥によって白い塊に変化するからです。

その白い塊が完全に乾いてこびりついてしまうと、簡単には落とすことができません。

そこで活用したいのが、純水です。純水で洗えば水あかは発生しないため、グラスが白く濁ることはありません。

ワイングラス専用の布も市販されていますが、毎回その布で拭くのは面倒…という方でも、洗って自然乾燥させるだけのこの方法なら気軽に実行できるでしょう。

洗車に

純水を洗車に?と驚かれる方も多いでしょう。でも実は、洗車サービスにおいて純水は欠かすことができません。

その理由は、グラスの洗浄に向いているのと同様に、水あかや水シミを残すことがないからです。

ただし家庭で洗車する場合、大量の純水を作って洗車することは現実的ではありません。

まずは水道水で洗車し、仕上げに純水を使って磨き上げるとよいでしょう。

洗車専用の純水製造装置も販売されていて、洗車時の使い勝手に優れた仕様になっています。

もしもほかの用途で使わないのであれば、そちらの購入を検討してみてはいかがでしょうか。

純水を上手に活用しよう

意外と活用シーンの多い純水は、業務用としてはもちろん、家庭でも大活躍します。

家庭に純水製造装置があれば、必要なときにいつでも純水を作ることができるため、おすすめです。

特に赤ちゃんのいる方、ワインなどのお酒を楽しむ機会が多い方、愛車のお手入れにこだわっている方は、導入のメリットを大いに感じることができるでしょう。

ぜひ日々の暮らしに純水を取り入れて、用途に合わせて水を使い分ける生活をしてみませんか?

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)