RO水とは、採取した水をRO膜で濾過した、限りなく純水に近い状態の水のこと。
RO膜とは、0.0001ミクロンの超微細孔フィルターで、ROは「Reverse Osmosis」のことです。
そのため、日本語では「逆浸透膜」と呼ばれることもあります。
近年は、ウォーターサーバーでRO水を売りにしているメーカーが増えていますが、どう選べばいいかわからない方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、RO水のウォーターサーバーのおすすめをご紹介します。
これを読んでRO水のウォーターサーバーを選べば、失敗知らずです!
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もくじ
RO水のウォーターサーバーの選び方
まずは、RO水のウォーターサーバーの選び方をご紹介します。
「RO水」と一言でいっても、さまざまです。
どんな理由でRO水になるのかを把握すれば、あとから、
と後悔することはありません。
値段で選ぶ
まずは値段で選ぶ方法です。
ウォーターサーバーの水の料金は、ピンキリです。
リットルあたり100円前後で買えることもあれば、その2~3倍、それ以上の価格になることも。
毎日飲むものなので、できるだけ水代は抑えたいという方も少なくありません。
そんな方におすすめなのが、RO水です。
天然を売りにしていない分、低コストで提供されていることが多い
RO水は、RO膜で微粒子レベルの不純物も徹底除去するのがメリット。
しかし、その分原水に含まれるミネラルなども、一緒に除去してしまっているんです。
そのため、RO膜で濾過したあとの水に、人工でミネラルを添加しているメーカーも少なくありません。
つまり、採れたての天然水を売りにしていない分、低コストで提供されていることが多いのが、RO水の大きな特徴といえるでしょう。
成分で選ぶ
先述のとおり、RO水は原水に含まれるミネラルなども、一緒に除去されていることが多いです。
しかし、人工でミネラルを添加しているので、たとえ同じ採水地でもメーカーごとに含有成分や成分比が異なることも少なくありません。
RO水の成分にはメーカーのこだわりが反映されていることが多い
逆に言えば、RO水の成分には、各メーカーのこだわりが反映されていることになります。
ウォーターサーバーにミネラル摂取を期待している方なら、各メーカーがどんなこだわりを持ってミネラルを配合しているかを考えるのがおすすめです。
RO水のウォーターサーバーの注意点
ここからは、RO水のウォーターサーバーの注意点をご紹介します。
一度開封すると味が劣化しやすい
一つ目は、一度開封すると味が劣化しやすいこと。
RO水は不純物を取り除かれているので、ほぼ純水です。
そのため、傷みやすいのがデメリットといえます。
ウォーターサーバーのボトルを備蓄水として保管している方も多いと思いますが、数年単位での保管はできません。
期限内には必ず飲み切るようにする
RO水の賞味期限は、未開封で1年、開封後は1ヶ月といわれています。
一般的なウォーターサーバーのボトルよりは、やや短い期限です。
この期間の間に必ず飲み切るようにしてください。
備蓄水としてストックする場合も、常に賞味期限を気にかけましょう。
ペットには合わない可能性がある
RO水は人間に合わせて、人工的に作られた水です。
そのため、配合したミネラル比などがペットの体に合わない可能性があります。
少なくとも、メダカや金魚など海の生き物を育てるための水としては使わないでください。
人工海水や淡水魚用の水など、元の生息環境に合わせた水を用意しましょう。
赤ちゃんにはバナジウムの含有量や硬度を見て選んで
赤ちゃんに使えるかどうかは、成分によります。
決して赤ちゃんに、RO水を飲ませるのがダメなわけではありません。
逆に、赤ちゃんの消化器官は未熟なので、不純物がない方が安心なことも。
とはいえ、バナジウムなど赤ちゃんが大量に摂取するのがよくない成分が配合されていることもあるので、バナジウムの含有量をチェックして赤ちゃんに与えるかは選びましょう。
また、硬度は30以下の超軟水を選んでください。
RO水のウォーターサーバーおすすめ8選
ここからは、具体的におすすめのウォーターサーバーをご紹介します。
1:アクアクララ
数多いウォーターサーバーのメーカーでも、最大手のひとつといえるアクアクララ。
アクアクララの水は、カルシウムとナトリウム、カリウムとマグネシウムをバランスよく配合しているのが特徴。
ミネラル配合専用の工場を持ち、原水から製品コンディションまで厳しい基準をクリアしたものだけが出荷されます。
徹底的に考え抜かれたRO水
アクアクララがRO水を提供する理由は、ただ安く提供できるからではありません。
徹底的にメリットを考え抜いたうえで提供されているんです。
たとえば、ウォーターサーバーで大人気の天然水には、環境汚染による汚染物質が含まれている可能性があります。
殺菌方法も限定されている天然水の場合、完全に汚染物質を除去できるとは限らないのが現状です。
天然水やミネラルウォーターとは異なり、いつでも同じ質の水を提供できることは特に大きなメリット。
各地に自社工場を作ることで、全国一律水準の水を最寄りの工場から低コストで出荷可能。
また、RO水ならメーカーでおいしさも自由にデザインできることを大きなメリットだと、アクアクララは考えています。
日本人の口や体に合う硬度29.7のアクアクララのRO水は、まろやかで飲みやすいと高評価です。
2:アルピナウォーター
アルピナウォーターも、RO水を提供するウォーターサーバーのメーカーでは、かなり人気のブランド。
アルピナウォーターでは、「純水」から取ってRO水を「ピュアウォーター」と呼んでいます。
アルピナウォーターのピュアウォーターは、風味や癖も一緒にRO膜で取り除かれているため、いい意味で飲む人を選びません。
飲料水先進国とされるアメリカでは、ミネラルウォーターとピュアウォーターのシェアは半々ともいわれることも。
硬度1.05の超軟水!
アルピナウォーターのピュアウォーターの採水地は、北アルプス。
山々や砂地の天然フィルターで濾過されて、地表に滲んだ湧き水を原水として採水しています。
天然フィルターで濾過したうえからも、最新技術を駆使したRO膜で何度も濾過し、限りなく純水に近い水に。
硬度30以下が超軟水の目安といわれるなかで、アルピナウォーターの硬度は1.05。
非常に飲みやすく、安心して使えると評判です。
3:エフィールウォーター
エフィールウォーターの原水は、世界自然遺産に登録されている北海道・知床半島に位置する羅臼町で採水されます。
羅臼町は流氷が流れ着く町として知られていて、流氷に含まれていたミネラルが海水に溶け出し、海水との比重の違いから海の底へと沈下。
エフィールウォーターのRO水は、RO膜で不純物を取り除いた純水に、海洋深層水のミネラル成分をブレンドしています。
料理にもぴったり
海洋深層水に含まれるミネラルは、体が必要とするミネラルバランスに最も近いといわれています。
人体を流れる水分は、約1カ月で総入れ替えされるといわれていて、毎日2~3Lの水分摂取が必要です。
エフィールウォーターはこれ以上ない適役といえます。
エフィールウォーターは、人間が一番おいしく感じる硬度30の軟水。
温水も冷水もすぐに使えるウォーターサーバーなので、飲料水はもちろん、料理用の水としても重宝します。
4:クリクラ
クリクラも、ウォーターサーバーの大手として知られているメーカーの一つです。
クリクラは、製造から配達、メンテナンスまでをすべて自社で管理しています。
製造工程では、空ボトルの入荷から充填・密封、そして保管までの全工程をオートメーション化。
最終検査は人間による目視で行われているので、せっかく不純物を取り除いたRO水に汚れが残っていることを懸念する必要はありません。
ボトル内部の臭いの検査も、専任の検査員が担当しているので、リターナブルボトルでも安心して利用できます。
最先端テクノロジーの逆浸透膜で濾過
クリクラのRO水は、宇宙開発の現場でも利用されている最先端テクノロジーを利用して製造。
クリクラのウォーターサーバーは、2018年3月現在で560の産院で導入実績を持ちます。
そのため、赤ちゃんはもちろん、子供にも安心して提供できるRO水として評判なんです。
5:ダイオーズ
ダイオーズは、Purest(ピュレスト)やpompage(ポンパージ)など、見た目がスタイリッシュなウォーターサーバーを提供していることでも知られるメーカー。
そんなダイオーズが提供しているのも、今話題のRO水です。
粉ミルクにも安心して使える水
ダイオーズのRO水は、余計な成分を一切含んでいないRO水。
余計な成分を添加しないメリットは、赤ちゃんに必要なミネラルを計算して作られた粉ミルクの成分バランスを崩さないこと。
そのため、RO水で作ったミルクで赤ちゃんの体調が悪化することはなく、消化器官が未熟な赤ちゃんにも安心して与えられます。
もちろん、RO水が活躍するのは赤ちゃんのミルクだけではありません。
同じ理由で薬を服用するときにもRO水は適しています。
6:ピュアハワイアン
ピュアハワイアンは、その名のとおり、ハワイで採水した水を使ったRO水。
RO膜で濾過しても、原水についている風味は完全に除去できないといわれています。
そのため、不純物を徹底的に除去したピュアハワイアンは、ハワイの大自然の風味を味わえる、誰でも飲みやすく感じる水です。
ハワイの水も日本人が慣れ親しんでいる水と同様に軟水なので、硬水に抵抗がある日本人でも、雑味がないすっきりとしたおいしさを感じられます。
硬度1以下のハワイの水
特筆すべきは、ピュアハワイアンの硬度は1mg/L以下であること。
もちろん、ミネラルもほぼゼロに等しく、誰でも飲みやすい非常にまろやかな水といえます。
- ナトリウム:0.12mg/L
- カルシウム:0.01mg/L未満
- マグネシウム:0.01mg/L未満
- カリウム:0.01mg/L未満
これなら、あらゆる用途に活用できそうですね!
7:ワンウェイウォーター
ワンウェイウォーターは、
- 富士山麓の「彩(SAYA)」
- 京都府三岳山麓の「京の湧水」
- 大分県日田の「天寿の水」
の3種類の天然水を選べるウォーターサーバーとして知られています。
しかし、これらを差し置いて一番人気を獲得しているのが、RO水「プラスプレミアム」なんです。
104円/Lの驚異的な安さを実現
ワンウェイウォーターの「プラスプレミアム」は、リットルあたり104円と業界最安クラスの価格設定が特徴。
一般の浄水器では除去しきれない微小化学物質や環境ホルモン、放射性物質までもしっかりと除去しています。
「プラスプレミアム」の原水には、富士または京都で採水された天然水を使用。
独自の製造方法によって、天然水由来のミネラル成分をバランスよく残したままボトリングしています。
そのため、天然水に引けをとらない味わいやまろやかさを残しつつ、安全なRO水を低価格で提供可能なんです。
8:楽水ウォーターサーバー
水道水直結タイプのウォーターサーバーとしてトップクラスの人気を誇る楽水。
ウォーターサーバーの中にRO膜を搭載することで、水道水直結タイプでもRO水を飲めるようになりました。
RO水も飲める水道水直結タイプのウォーターサーバー
楽水ウォーターは、ウォーターサーバーの種類が非常に豊富なメーカーとして知られていますが、RO膜を搭載できるプランや機種は限られています。
また、排水用ホースを施工したり、追加でレンタル料が発生したりと、導入コストもそれなりにかかるので注意しましょう。
しかし、一度導入してしまえばサーバー代以上のお金がほとんどかからないのが、水道水直結タイプのウォーターサーバーのメリットです。
原水の味にこだわりがなく、水道水の水でも構わない方であれば、楽水でRO膜搭載のウォーターサーバーを選ぶ価値は十分にあるといえます。
RO水にはこんな活用方法もある!チャレンジしてみよう!
RO水の活用場面には、飲み水としてや赤ちゃんのミルク作りにはもちろんですが、他にもまだあります。
ここでは、他の利用方法について3つほど紹介していきます。
RO水のウォーターサーバーを生活に取り入れるのであれば、ぜひチェックしてみてくださいね!
料理に活用する
まず1つ目の活用方法は、料理に利用する方法です。
たとえば、ご飯を研ぐ際や炊く際に使用する際に利用することで、ふっくらとなり、またツヤツヤとした炊きあがりとなるのです。
純水に近いRO水を利用することによって、米に水分が効率良く浸透します。
その結果、おいしく炊きあがるというわけですね!
また、スープを作る際や出汁を取る際にもおすすめです。
不純物が限りなく少ないRO水は、野菜のうま味や出汁が溶けやすくなるのです。
いつもと同じ作り方でも格段に味が変わるので、ご飯を炊く際や料理に水を使う際は、積極的にRO水を活用してみましょう。
飲み物、氷を作る際に活用する
2つ目は、飲み物や氷を作る際に利用する方法です。
たとえば、紅茶やコーヒーを淹れる際にRO水を利用することによって、紅茶やコーヒーの成分を抽出しやすくなります。
そのため、素材本体の味を楽しむことができるのです。
天然水の場合だと、ミネラルが含まれているので、RO水ほど成分を抽出することはできません。
他にも、今話題のデトックスウォーターを作る際にもおすすめです。
ハーブやフルーツの良さを存分に発揮することができます。
また氷に利用することによって、透明度の高いきれいな氷ができ、おいしい氷を作ることができるのです。
RO水の氷で飲み物を飲むことで、いつもの飲み物を一段とおいしく飲むことができますよ!
食器やグラスを洗う際の仕上げに活用する
3つ目の利用方法は、食器やグラスを洗う際の仕上げに利用する方法です。
不純物が限りなく少ないRO水を利用することによって、水垢の発生を防ぐことができます。
気になる方は、ぜひ食器やグラスを洗う際に試してみると良いでしょう。
もし試すなら、ワイングラスに利用することをおすすめします。
水垢が残っているグラスでワインを飲むと、繊細なワインの味が劣ってしまうので、おいしく味わいたい方はぜひ取り入れてみてくださいね!
もし「洗うことに利用するのは、もったいない!」と思う方は、RO水を清潔な布巾に濡らし拭くだけでもOK。
また水道水では、不純物が少なからず含まれているため、水垢が残りやすくなります。
衛生面でも不安が残るのなら、食器やグラスを清潔に保つ意味でも、RO水を活用するといいでしょう。
RO水のウォーターサーバーは味以外で判断しよう
今回は、RO水のウォーターサーバーのおすすめをご紹介しました。
RO水はRO膜で濾過することでほぼ純水になる分、どこのRO水でも大きな違いはありません。
そのため、コストやサーバーのデザイン、添加するミネラルやメーカーの想いなど、味以外の部分で判断しなくてはいけません。
また、品質が大きく変わることはなく値段も安いため、長い目で見たら天然水より続けやすいのがメリットです。
ぜひRO水を導入して、コスパよく健康的になりましょう!