齋藤晴彦 副院長
整形外科では、骨・関節・筋肉などの運動器の病気やケガが診療の対象となります。老若を問わず、自分の思い通りに活動し、「生活・人生の質(英語でQOLと略します)」をより良いものとするには、運動器の障害を減らすことが大切です。
また、運動器の障害で活動性が低下すると、心肺機能が弱ったり、生活習慣病の予防や治療のための運動療法が難しくなったりして、生命にとっても悪循環を招きます。
運動器は、心臓・血管系の次に老化の早い器官と言われています。整形外科で扱う病気は、つきつめると加齢によるものが多く、残念ながら元通りにはならないものもありますが、放置すると別の運動器にも悪影響を与えます。だからこそ、病状に応じて適切な治療を選択し、悪循環を断ち切ることが必要です。
そのために、当科では、薬物療法・装具療法・理学療法のほか、手術療法として、人工関節・背骨に由来する神経障害を軽減する手術・膝などのじん帯や関節軟骨の移植・関節鏡による膝や肩や足首の手術などを行っています。
なお、当科受診の際は、診療を円滑に行うために、かかりつけ医の紹介状を持参いただきますようお願い致します。
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | ||
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午前 | 予約外 | 高松 晃 | 齋藤 晴彦 | 三井 洋明 | 代務医師 | 犬飼 規夫 |
予約 | 犬飼 規夫 | 高松 晃 | 齋藤 晴彦 | 三井 洋明 | ||
予約 | ※4 犬飼 規夫 | ※4 斉藤 晴彦 | ||||
※5 齋藤 晴彦 | ※5 高松 晃 | ※5三井 洋明 | ||||
午後 | スポーツ (高松 晃) |
※1 リウマチ ※2 脊椎外来 |
※3 関節鏡外来 |
※次のとおり特別診療も行っていますので、ご利用ください。
※1 リウマチ外来 第1・第3木曜日(神田 裕康)
※2 脊椎外来 第2・第4木曜日(齋藤 晴彦)
※3 関節鏡外来 第2・第4午後(犬飼 規夫)
※4 第1、第3、第5
※5 第2、第4
職名 | 氏名 | 専門分野・資格等 |
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副院長 | 齋藤 晴彦 | 整形外科全般、脊椎外科 ※日本整形外科学会専門医 ※日本リハビリテーション医学会臨床認定医 ※名古屋大学医学部臨床准教授 |
整形外科部長 | 犬飼 規夫 | 整形外科全般 ※膝・肩関節外科 ※日本整形外科学会専門医 |
整形外科部長 | 高松 晃 | 整形外科全般 関節鏡外科(膝 肩 肘 足) ※日本整形外科学会専門医 ※日本整形外科学会認定スポーツ医 ※日本体育協会公認スポーツドクター |
医長 | 加藤 庄平 | 整形外科全般 |
医長 | 三井 洋明 | 整形外科全般 |
非常勤医師 | 神田 裕康 | リウマチ ※日本整形外科学会専門医 ※日本リウマチ学会リウマチ専門医 ※日本整形外科学会認定リウマチ医 |
前もって紹介された場合には予約枠を取っておくなど、迅速に対応できるシステムにしています。
当院での診療後には、略治段階での逆紹介や情報提供にも努めています。
大腿骨頸部骨折に対し地域連携クリパスを開始しました。
1日あたり、平均外来患者数120人、平均入院患者数43人。年間手術件数は550件、救急体制で交通事故・労災事故などによる外傷や急性疾患に対応しています。整形外科疾患に対しては、一般外来だけでなく、3つの専門外来(小児・股関節、脊椎、膝、肩)を設けています。
高齢者に多発する大腿骨頚部骨折については年間150例手術し、脊椎圧迫骨折は年間200例診ています。クリニカルパスを活用して治療しています。
小児の整形外科疾患については、長く経過観察した多数の症例データが蓄積されています。装具療法は各症例に合わせて綿密に処方し、観血的治療も適応例であれば行っています。
股関節・膝関節の重度変形性関節症やリウマチによる関節破壊例には、積極的に人工関節置換術を行い、ADLの向上を図っています。
脊椎分野においては、脊髄造影や椎間板造影など種々の検査で診断精度を向上させ、手術適応例には、頚椎症性脊髄症に対する脊柱管拡大術、椎間板ヘルニア・腰部脊柱管狭窄症に対する神経除圧術やインストゥルメンテーションを併用した脊椎固定術を行っています。
膝、肩外来については、日整会認定スポーツ医の森裕祐医師により毎月1回程度の診察をしています。手術としては、膝関節鏡下の自家軟骨移植術、十字靭帯再建術のほか、肩関節にも、関節鏡下手術を導入しています。
その他 関節リウマチについては週1回、専門外来を行っています。