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TEL:0563-56-3171(代表)

当院で行っている臨床研究についてのお知らせとお願い(H29-5)

更新日:2017年11月02日 木曜日

当院で行っている臨床研究についてのお知らせとお願い

 当院では、以下に記載した臨床研究を実施しています。この研究は、患者さんの過去の診療録(カルテ)等からの情報を利用します。

課題名:1型糖尿病患者の患者背景に関する東海臨床多施設共同研究

【研究の目的と概要】
現在、西尾市民病院内分泌内科、名古屋大学医学部附属病院糖尿病・内分泌内科とその関連病院では、患者さんに対して最良の治療を提供することを目的に、疾患に関するさまざまな研究を行っています。
1型糖尿病は、血糖降下作用のある「インスリン」を製造している臓器である膵臓の、β細胞が破壊され、体内からインスリンが枯渇し、その結果、インスリン注射の治療が絶対的に必要となってくる病気です。1型糖尿病においてはインスリン分泌が枯渇してしまうことによる、血糖管理自体の難しさに加え、発病した時期によっては病気であることを受け入れることができず、治療から離脱してしまうこともあります。2型糖尿病の人と比較し、長期で見た場合に合併症が進行していないかが心配されるところです。しかし近年、インスリン製剤の進歩や持続ポンプ療法・持続血糖観察機器の普及など、1型糖尿病の患者さんにとってはより良い治療環境が整いつつあるように見えます。医療技術の進歩が1型糖尿病患者さんの血糖コントロールや生活の質の向上に本当に寄与しているのか、大変興味深いところです。
さらに、1型糖尿病は他の自己免疫が関係した病気を併発することも多いことが知られています。甲状腺、副腎、骨カルシウム代謝など、大規模な継続的調査で、それらの病気の分布や傾向などが明らかになることが期待されます。
名古屋大学医学部附属病院糖尿病・内分泌内科の関連病院は、全国的にみても突出した数を広範な地域にもち、1型糖尿病の患者さんの通院患者数や疾病状況の把握、調査に努めています。今回、上記の項目について検討を行うべく、東海地区における1型糖尿病患者の調査の実施を計画いたしました。この研究を介し日本人における正確な1型糖尿病の病気の仕組みの解明をすることで、診断、予防、早期治療法の確立が進むことが期待されます。

【対象となる患者さん】
調査対象となるのは研究元である名古屋大学医学部附属病院糖尿病・内分泌内科およびその関連病院に2003年以降に通院されている1型糖尿病の患者さんです。調査項目は年齢、性別、発症年齢、病型、家族歴、身長、体重、血圧、飲酒・喫煙歴、治療内容、合併症の有無および下記の血液尿検査データです。

【研究に使用される患者さんの情報】
発症時S-CPR、GL負荷6分値、U-CPR24h尿、dB尿中アルブミン、BUN、s-Cr値、GOT、GPT、T-chol、TG、HDL、LDL、GA、抗GAD抗体値、抗IA-2抗体値、抗ZnT8抗体値、インスリン抗体価、HbA1c、骨密度、TSH、FreeT3、FreeT4、抗Tg抗体値、抗TPO抗体値、Na、K、Cl、Ca


*患者さん個人が特定されるような情報は、一切公表されません。
*この研究は、「西尾市民病院臨床研究倫理審査委員会」の承認を得て行っています。
*この研究に関するお問い合わせや、自身の情報の利用を希望されない方は、
以下の問い合わせ先までご連絡下さい。

【問い合わせ先】
西尾市民病院 診療部 内科
研究責任者:柳沼 裕史
電話:0563-56-3171(代表)



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