西尾市民病院公式サイト【病院通信】

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2018年8月号① 蜂刺され、アナフィラキシーショックについて

更新日:2018年08月16日 木曜日

   皮膚科部長 尾市誠
 
   虫さされは夏場の発生が多く、当院でも全体のおよそ3分の2が7~9月に発生しています。

   その中でも重篤化する可能性がある蜂刺されについて説明します。

   蜂刺されには局所症状と全身症状があります。
   局所症状は刺された部位のはれや痛みで、患部を流水で洗い、ステロイド外用薬を塗布し、
 冷却していれば1日程度で収まります。

   全身症状は蜂毒に対するアレルギー反応で、じんましん、嘔吐、浮腫、呼吸困難などがおきます。重
 篤な場合は意識障害、血圧低下をきたし、適切な処置が行われないと亡くなってしまう場合があります。
 (日本では、年間20人程度の方がアナフィラキシーショックで亡くなっています)
 症状の多くは刺されて15分以内に発生します。上記の症状が現れた場合はすぐに救急車を呼んで
 病院を受診しましょう。ボスミンという薬剤を投与すると、血圧低下は速やかに回復します。その後は
 入院となることが多いですが、1日で退院できることがほとんどです。

   予防としては刺されないことが一番ですが、農家の方など職業柄刺される危険性が高い方もいます。
 そのような方にはエピペンという自分で注射できるボスミン製剤がありますので、処方して常に携帯して
 もらっています。詳しく知りたい方は、病院を受診してご相談ください。
                                                 



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